【概要】
イヤフォンでは数少ない木製です。
JVCのウッドシリーズは、2016年2月現在では4種類のラインナップがあり、
上位2機種はリケーブルが可能です。
FX-850は2番目の機種になります。
私が知る限り、JVCはウッドイヤホンを10年近く前から出していました。
その頃から気になっていて、ようやく入手した次第です。
低音重視の、結構艶っぽい上品な音がします。
【特徴】
ウッドハウジング。
ドライバの一部にもウッドパーツを使用。
リケーブル可能(MMCX端子)。
【付属品】
コードキーパー(コード巻き)
クリップ(コードを服等に固定できる、超小型洗濯ばさみみたいなもの)
ゴム製イヤーピース(S/M/L)
低反発イヤーピース(S/M)
キャリングケース
【音質】
低音重視で、低音はかなり強めです。
プレイヤー側でイコライザや低音ブースト機能を使わなくとも、しっかりドンドンします。
ボワつきは全く無く、かといって物凄いスピード間があるわけでもなく、太鼓のような?ドンと音波が迫ってくるような低音です。
イコライザやブーストの効かせすぎには注意が必要です。
元々低音が強いので、あまりにも効かせすぎると、音割れしたりボワボワします。
中音は若干控えめですが、ボーカルは艶のある上品な音です。
高音はクリアというよりは艶のある音、ウッド製のためかシャリシャリした感じはありませんが、解像度は結構あります。
いわゆるドンシャリ系の音ではなく、中音から高音はウッドらしい艶のある上品な音、低音もウッドらしいはっきり目のしっかりした音です。
解像度は中くらいで、モニタ系程ハッキリしていませんが、それなりに音を聞き分けられます。
【他製品との音質比較】
Shureの低音重視のモデル、SE215 Special Editionと比較しました。
低音:FX-850の方がしっかりと聞こえます。
中音:SE215seの方がしっかりと聞こえます。
高音:いい勝負ですが、SE215seの方が聞こえる。
解像度:SE215seの方が上
艶っぽさ:FX-850の方が上
SE215seは解像度、FX-850は艶っぽさで対抗しており、ジャンルの違う音ですね。
SE215seも低音を強調したモデルですが、それよりもFX-850の方がしっかり出ます。
Shureの音が好きな人は、あまり好きではない音かも知れませんね。
艶やかな音が好きな人にはお勧めできるイヤフォンです。
JVCのウッドシリーズ他のモデルとの比較
ざっくりとですが・・・
下位2機種FX-650/FX-750との比較
順当に音質は向上していきます。
解像度、艶っぽさ、低音、中音、高音全てにおいてランクアップします。
またこのモデルからリケーブルが可能になります。
フラッグシップFX-1100との比較
FX-1100も低音は強めなのですが、FX-850の方が断然上です。
中音、高音は大きな差はないですが、FX-1100の方が艶っぽさが増し、反面解像度は落ちます。
FX-1100は低音を(FX-850より)抑えた、非常に上品な音という印象。
ジャズやピアノが合うのはFX-1100、POPやロック、打ち込み系はFX-850です。
【その他】
本体が一般的なイヤフォンより重めなので、耳の穴の形状によっては落ちやすいかも。
付属のケーブルはShure掛けに対応していませんが、無理やり出来なくもないです。
無理やりでもShure掛けした方がケーブルの擦れ音等が伝わらないのでお勧めです。
キャリングケースのロックに磁石が使われています。
ネット上では、磁気カード(定期券など)が壊れた等の報告があったみたいですが(真偽不明)
私は経験したことありません。
しかし確かに結構強めの磁石が使われているので、磁気カードを直接長時間当てたりすると、影響を与えるかもしれないので注意です。
財布などに入れていると同じポケットに入れても大丈夫っぽいです。
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購入金額
28,000円
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購入日
2016年01月頃
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購入場所
大手家電量販店
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