周囲にずらりと並べたLEDとメッキ処理のブレードで圧倒的存在感を見せるT.B.VEGASシリーズ。
今まで青や赤の混色モデルが出ていたが、シングルカラーバージョンが登場。
ほかのファンにもあわせやすい上に、1色でも18個のLEDを使っているのでその存在感は抜群。特にこれは今までのVEGASシリーズになかったホワイトモデル。
そしてデザインだけでなく機能面でも進化している、実用面でも侮れないモデルなのだ。
光っぷりはさすがENERMAX
筐体もホワイトで統一され、ケーブルもホワイト。電源をいれていない時点でもその存在感は抜群。
付属品はゴムインシュレータとペリフェラル4pin変換ケーブル。変換ケーブルもPWM4pinコネクタに対応したもの(当然制御はできないが)。
電源をいれればご覧の通り。
過去の多色モデルと同じく、常時点灯・消灯に加えて各種イルミネーションパターンを持っており、本体から出た押しボタンスイッチで切り替えできるのも同じ。
今回は久々にひっぱりだしたAntec Soloの排気ファンとして使用したが、その明るさはPCの背後がピッカピカになるレベルだ。
強いて光物としての難点を挙げれば明るすぎてほかの光物をかき消すレベルということか。
PWMと3段階切り替えスイッチで最適な回転数を狙える
実用面でも実際隙がない。というか光物という点を抜きにしても魅力的な機能を持っている。
まずこのファンはPWM制御。公証で500rpm~1800rpmという十分なレンジを持つ。PWM制御の場合光物としての明るさを損なわずに回転数を下げられるのでPWM制御付きというのは光物にも相性がいいのだ。案外光物かつPWMなファンって少ないのでありがたい。
で、PWM制御のファンを使った事がある人なら経験あるかもしれないが、マザーボードのコントロールによってはうまく回転数が下がりきらないものがあったりする。逆にケースファンとして使うには回転数が高すぎるPWMファンも多い。そこで登場するのがこの3段階スイッチ。
PWM制御はそのままに最大回転数を1800rpm/1500rpm/1200rpmの三段階に切り替えできる。マザーボード側の制御と組み合わせれば、ほとんどの場合自分好みの回転数を指定できるだろう。
当然PWM制御が効かない環境でもこの3段階スイッチは有効。スイッチで回転数を下げる分にはLEDの輝度も下がらないので、1200rpmのケースファンとして使用してもがっちり光ってくれる。
スイッチの位置が実質取り付け前にしか切り替えできないので、気をつける必要があるが、なかなか好みの回転数のファンが無いという場面でも活躍してくれるし、構成の変更にも対応しやすい。
以前Scythe製クーラーに付属していたファンにもPWMとコントロールツマミの2段制御能力を持ったファン(光らないけど)があったがあちらはブラケットを消費するタイプ。こちらのタイプなら複数個つけても大丈夫だ。
今回はマザーボード側の制御が自由度の高いものだったので、スイッチは1800rpmのままにして
1000rpm~1800rpm程度の回転幅に設定している。Soloの場合背面12cmファンが唯一の排気になるが、風量は十分あるので実用面でも文句は無い。
さすがにこれだけのギミックを持っているのでお値段は少々高い(2500円程度)のは仕方ないが機能を考えればむしろ安い。ENERMAXのファンはメインPCに搭載した3個が5年ほど毎日稼動して未だ問題ないのでその辺も特に心配していない。
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購入金額
2,362円
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購入日
2015年05月02日
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購入場所
TSUKUMO
れいんさん
2015/05/08
ホワイト正義
ちょもさん
2015/05/08
だからどうだ、ってことはないのですが、側面からも光漏れまくりで凄いことになりそうな気がします。
下小川さん
2015/05/08
そういえば清掃用にわりと簡単に分解できるようになってるんですよね。フレームレス…やべえめっちゃ光りそう!
ちょもさん
2015/05/08
これと構造同じだと思いまする~
うちのCC600TのHDD冷却ファンもコイツにするか…って2個買うとけっこうなお値段だなぁ
下小川さん
2015/05/08
LED部がどっかいっちゃうかもしれませんがw
さすがにちょっとお値段ははるんですよねえ。今回はSoloなので1個ですが、大型ケースでケースファンとしてそろえようとするとそれだけで結構な額になりそう!