大日本インキ化学(DIC)のカラーチャートです。
かなり年季が入っていてボロボロです^_^;
昭和62年に刷られたもので、PROAS-Gインキを用いた第一刷となっています。
職場にいる若手よりも年上なカラーチャートですw
PROAS-Gという当時の日本において最高級と謳われた印刷用のプロセスカラー4原色インキ(CMYK)を使用して、アミ点の階調で様々な色を再現した色彩スケールで、昔はグラフィックデザイナーや印刷関係の人たちの必携アイテムとまで言われたものです。
「もくじ」の文字間隔が何となく時代を感じさせます^_^;
普段何気なく見ている印刷物などはこのCMYKをアミ点で掛け合わせたものが多く、パッと見はその色で塗られているようでも、拡大してみて見ると点々の集まりで構成されているのが分かります。
2色、縦の列がマゼンタ(M)、横がイエロー(Y)の場合のチャート
3色、Yは固定値で、縦がM、横がシアン(C)の場合のチャート
ただ、シアン100%やマゼンタ100%というように100%の場合、そのインキについてはベタ塗りで印刷されますし、特色と呼ばれる色の場合は、初めからその色のインキに調色されているので、ベタで印刷されます。
100%はベタですが、隣りの90%はアミになっています。
本カラーチャートは特色は対象になっておらず、あくまでも基本のプロセスカラー4原色インキを使って色彩を表現しています。何となく液晶のカラー表示ににた感じもありますが、光の三原色と色材の三原色の特性は全く異なります。
アミ点部分を拡大した様子。
このアミ点のスクリーン線数を細かくすればより精細になります。
PCでデザイン作業をするようになってからは段々と使用頻度が低くなり、最近ではほとんど使っていませんが、印刷等に無縁の人にアミ点などを説明する時には今でもコレを引っ張り出してきてルーペで拡大して見せながら説明しています。
現在でも同等のものがあるようですね。
ということは今でも印刷関係の方の必携アイテムなのかな?
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購入金額
0円
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購入日
不明
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購入場所
manya嫁さん
2015/04/13
懐かしいなぁ。
takamizuさん
2015/04/13
活用はしております。【現役印刷営業です。】
izappyさん
2015/04/13
昔はこの10%刻みの分割でキリよく表現していましたが、
今は1%刻み(或いはもっと細かく)で指定できるので、
元々正確さは微妙ですが、更にざっくり度が増しした感じです^_^;
izappyさん
2015/04/13
今でも活用されているのですね!
そう聞くと何だか嬉しく感じます〜