製品としては取り立てて特徴的な部分はありません。

しかし一つだけ感心したのが箱の裏面でした。

正常動作の条件やこの製品で出来ないことなど、かなり詳細な記述があります。シンプルに最低限だけでパッケージングする玄人志向とは対極的な発想ですが、これがありがたいと思う人も多いでしょうし、意味は充分にあるでしょう。

また、コピー時間の目安をSATA 1TB 7,200rpmのHDD同士（HGST HDT721010SLA360とSeagate ST31000333AS）という条件で記載している当たりもなかなか親切です。強いて言えば、HGSTの方の型番が若干間違っている（HT721010SLA260と表記）のはご愛敬ですが。

製品としてはありがちなものではありますが、そこに一手間かけることで独自の存在意義を出そうとしているのでしょう。

人によっては全く喜ばないかも知れませんが、このような丁寧な説明を必要とする人も決して少なくはないでしょうし、個人的には高く評価したいと思います。