利用して一月過ぎたのでとりあえずのレビューです。

こたつ部屋に置くPCが欲しい…こたつに入りながら艦これがしたい…と思ったのが始まりでした。

そこまで性能はいらないので当初はHP Stream Miniあたりを考えてましたが

年度末故の多忙さで気が付けば発売日を過ぎており、WEBを見た時には時既にお寿司状態で

次回納期が4月中頃とかなり残念な状況になっておりました。

そこへ飛んできたのが

UPS一体型で実売4万円。わずか18cm角のビジネス向け極小PCが店頭販売中

の文字。

どう見ても中古だし動くかどうかもあやしい、そもそもOS付いてるのかよ…

とか思うもスペックがHaswellのCore i5とかなり高く、4万弱でパーツが取れるならありかも…

と思い立ってしまったので入荷報告すらない状態で平日の昼間にアキバの店舗を訪ね

店頭にはないが倉庫に納品されたと言うのでその場で会計をし自宅まで配送してもらいました。

さて、そんな状況でおうちに届いたM93pですが箱を開けると

ぱんぱかぱーん

未開封な付属品の数々

本体を裏から

これはもしや…未使用品なのではないのかな…と言うくらい綺麗でした。

付属していたWindows7のライセンスがRefurbished（リファビッシュ） とあったので

再生品に当たったようです。正直、イオシスのB級と言う扱いはよくわかりません。

さて、件のUPSはDVDドライブが収まるスリムドライブについており、

よくあるAC電源ケーブルではなく、専用のACケーブルで本体とUPSを接続します。

よく見かけるAC電源ケーブルはUPSへ接続し給電する形になります。

CPUがどうのHDDがどうのはどこかしらにあると思いますのでUPSの動作からご紹介致します。

とりあえず電源プラグを抜いて停電状態を作り出すと画面上に

このように間もなく休止状態に入るメッセージが表示され、5秒で休止状態に入ります。

UPSのバッテリー容量(2,700mAh)からしばらく動くのかと思いきや、

有無を言わさず休止状態になります。

ここでOKボタンを押すと休止状態へ入ってしまいキャンセルは出来ません。

慈悲はないようですがデータが吹っ飛ぶよりはマシかも知れません。

デフォルトでの復旧動作ですが電源スイッチを押す事でシステムは復旧します。

電源プラグを挿しただけでは復旧しませんでした。

復帰後は

このようにメッセージが表示されます。

動きから見るにBIOSから制御しているよう…ですが

Windows側にも制御を受けるサービスがあるのでしょう、たぶん。

では以下、よくある構成です。

CPUはIntel Core i5-4570T( 2Core 4Threads )

CPU-Zいわく…

メモリ　DDR3L-1600 4GBx1

ベンダーのRemaxel Technologyですが初めてみました、積んでいるチップはElpidaでした。

調べると中国で一番大きく世界的にも有数のシェアを持つベンダーのようです。

しかし、Elpidaの文字を見ると少ししんみりとしてしまいますね…。

 HDDはSSHDではなく、HGSTのHTS725050A7E630でした。

HDDは7200rpmとは言え所詮HDDなので修理上がりのPlextorPX-256M5Sと交換。

交換に当たってHDDイメージを丸ごとSSDへのクローニングを行いましたが

このm93pは物理Diskのリカバリ領域しかバックアップがないようです。

よくある、DVDやUSBメモリへのリカバリDisk作成が出来ませんでした。

有償(\7,000税抜)にてレノボからm93pのリカバリDiskを発注可能なようです。

HDD交換を行う、行わないに関わらずHDD丸ごとのバックアップは必須でしょう。

最後に昔に買ったワットチェッカーを引っ張りだしての消費電力測定です。

Windows起動後5分(アイドル時)

艦これプレイ中(画面は「S勝利」)

AV用PCとしては文句無く高性能、省エネかつ低価格です。

世の中がこんな素晴らしいPCで溢れていれば良いのですがまだまだAtomや

Pentium、Celeronなどの安価な構成が中心のコンパクトPCにおいて

このB級品Lenovo ThinkCentre M93p tiny UPSカスタムは群を抜いてお買い得でした。

もう一度、\39,800(税込)で手に入るのであれば、お勧めしたい製品です。

追伸：SuperFish以降、企業の評判は落ちる一方なので

　　　マルウェアがどうのなどその点の評価は割愛させて頂きます。

　　　…が、使用しているカスペルスキーの完全スキャン曰くそんなものはいないそうです。