現在ポータブルオーディオ環境はAstell&Kernのハイレゾ対応DAP、AK120

で、これにイヤホン／ヘッドホン直刺しをしている。

ポタアンを買うかどうかがビミョーなところで、どんな薄型のポタアンでも2倍近い厚さになるし、ポタアンの大部分がiPhoneと相性が良いように？薄いが比較的大きな面積の躯体を採るものが多いのに対して、AK120はやや厚めで小さい形状なのでおさまりが悪い。ポタアンがあれば、きれいだけれど高音寄りでやや神経質なAK120の音も改善しそうだけれど、可搬性の悪化と2つのデバイスの充電管理が加わるとなるとデメリットも大きく、AK120の出力がAK100よりは高出力なこともあって音量的な「増幅」は必要がないためそのままにしている。

一方、家での音楽鑑賞の環境は現在のところ
・メインPCのオーディオボードONKYO SE-200PCI LTD⇒

・ワイヤレススピーカーONKYO GX-W100HV

に有線接続したONKYOコンビ。

隣家と壁一つの方向に置いているので&帰宅が遅いので、さほど大きな音は出せないため、その接続RCAケーブルは「そこらへんにあった」ケーブル（たしかSE-200PCI LTDの付属品）。一応端子は金メッキされているようだし、ケーブル被覆も一番安いケーブルによく見られる黒のつやっとしたものではなく、半透明でやや高級「そう」。でも前述のとおり大きな音が出せないのでケーブルには特にこだわっているわけではなかった。

ただ、先日家でPCから直接ヘッドホンで聴こうとしたときに、スピーカー（GX-W100HV）に用意されているヘッドホン端子に繋いでみたところ芳しくなかった。CIEM Custom Art Harmony 8 Pro

の初音出しのときも感じたが、このスピーカー端子の出力、かなり低音寄り。高音寄りのイヤホンやCIEM相手のときはそれがマッチすることもあるが、低音もたっぷり出るヘッドホン相手だとちょっと過剰気味。

そのため、ヘッドホンで聴くときはSE-200PCI LTDの出力を真空管使用のプリメインアンプ、Carot One ERNESTOLO La Serie Limitata

に繋ぐことにした（SE-200PCI LTDの3.5mmピンジャックは出力が低いので、ヘッドホンの能率が低いと直繋ぎはイマイチのため）。その際前述のケーブルでつないでもよかったのだが、ボトルネック解消のため多少良いケーブルを奢ることにした。

前作のAC-3600SILVERに比べるとパッケージも高級っぽい

一応見た目的にはかなりグレードアップ！

もうすぐ創業100周年を迎える老舗オーディオブランドortofon（オルトフォン）。カートリッジやトーンアームといったアナログプレーヤー周辺機器が有名だが、アンプやイヤホン、アクセサリーなども手掛ける。そのアクセサリーのケーブルラインアップの中ではエントリーモデルとなる「AC-3800 Silver」。ロングセラー「AC-3600 Silver」の後継機で、導線はおなじOFC導体を銀コーティングしたものながらプラグの一部がプラスチック丸出しで「高級感が無い！」と言われたAC-3600を反省してか、金属製の端正なプラグがついている。

プラグは端正な金属が目立つ感じに

「SILVER COATING」ということで．．．

音の傾向としてはややまろやか。元のケーブルに比べると刺激的なところが弱まり、リムショットも残響がふくよかで、より空気を感じる感じ。ハイハットの音も紙っぽい感じの音の録音のものを聴いてもちゃんとボウが鳴っている膨らみのある音がする。ただその分スピード感はやや少ない感じなので、端正にやさしく聴かせる傾向なのかな。

まあ、同じSE-200PCI LTDからの出力でも、GX-W100HVのヘッドホン出力から出すか、ERNESTOLOのそれから取るかといった「増幅系」、あるいはヘッドホンやイヤホンといった「出口デバイス」を変えた方が変化度は大きいので、投資対効果．．．という意味ではアレだが、付属ケーブルよりはボトルネックになっていない感じ。

長さは1.5mの1種類

ま、この沼はハマると1本ウン十万円．．．の世界なので足の拇指浸しておくぐらいにしますw

【AC-3800 Silver仕様】
導体：銀メッキOFC
端子メッキ：金メッキ
導体抵抗：33Ω/km以下
長さ：1.5m

オーディオなんちゃってマニア道