Raspberry Piでハイレゾミュージックの再生環境を作ろうとした時VolumioというOSは定番だと思う。Volumioはミュージックプレーヤーとしてのインターフェイスを基本としたLinuxパッケージで、Raspberry Piにディスプレイ等をつながなくても起動すれば、スマホやPCのブラウザ経由でネットワークミュージックプレヤーとして使用できる。現在公式サイトで配布されている1.55はI2S DACやアナログポート、48kHzまでのHDMIデジタル音声出力はできるが、HDMIデジタル音声出力でのハイレゾはなぜかサポートされていなかった。
そのため、購入してもあんまり使う理由を見いだせずにいたのだけれど、とうとう、HDMIのハイレゾ出力を有効にしてコンパイルしたVolumioのパッチパッケージを配布する人が現れた。
詳しくはここに書かれている通り、このDropboxに置かれている2つのtarファイルをRaspberry PiのSDカード内に置いてアーカイブを展開して再起動するだけでVolumioのHDMI出力がハイレゾ対応になる。tar展開の時にはVolumioとSSH接続する必要があるけれど、ファイルを置いたディレクトリ以外は書かれている通りなので、そんなに難しくないと思う。
DSDファイルの再生もできる。HDMI出力時はPCM 192kHzになる。
flacはもちろん再生できる。HDMIなのでvolumioから音量のコントロールができる。
標準配布ファイルでサポートされればもっと簡単になる
現状では、こそっと配布されているパッチを使わなくてはいけない為に万人に進められる使用感ではない。ハイレゾにこだわらなければvolumioの操作感は良好。
ハイレゾミュージックもHDMI
I2S DACを搭載して光や同軸でAVアンプと接続というのが、今までの定番だったけれど、DACがいらないのなら更にお手軽になる。HDMIになんでも載せちゃうのが簡単と思う。ただ、現状ではVolumioが標準でサポートしていないため、パッチを入手しなくてはいけない。それが星を一つ減らした理由
Raspberry Pi とAVアンプがあるなら試してみるべき
何と言ってもI2S DACを搭載していない素のRaspberry Pi 2と安いHDMIケーブルでハイレゾミュージックの再生環境が整うのがすごい。ブラウザの画面だけでなく、きちんとアンプにもハイレゾ信号最高でPCM 192kHzが伝わっています。
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購入金額
5,400円
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購入日
2015年07月頃
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購入場所
秋葉原
jakeさん
2015/11/06
オーディオ用ではなく1台もってますが、非常に小さくて気に入ってます。