レビューメディア「ジグソー」

nasneを買えなかった腹いせ

先日、隣町でHARD OFFの新店舗がオープンセールを開催しました。

 

最近のHARD OFFの新店では、買取のみの開始時点である程度商品(他の店舗から移動してきた品。実際に近隣店舗にあったと思われる品が多かった)の陳列が終わっていて、見学のみは自由に出来るようになっていることが多く、私も開店の3日前の状況は確認していました。

 

その中で買えたら買おうと思った品がいくつかありました。まずはSONY製Bluetooth対応ノイズキャンセリングヘッドフォン、MDR-100ABN(品物というより価格が魅力だった)、そしてもう一つがSONY製PlayStation3/4対応HDD内蔵TVチューナー、nasneの1TBモデルでした。

 

その日は丁度行かなければいけない仕事は入っていませんでしたので、開店前に店に着いて争奪戦に参加したのですが、さすがに周囲の殆どはグループで来ているプロの転売屋ばかりであり、10,800円と手頃だったnasneは買うことが出来ませんでした。まあ、MDR-100ABNは手に入りましたので、後日改めて取り上げる予定です。

 

今回nasneが欲しかった大きな理由は、先日のPlayStation3の故障です。

 

 

折角HDDは無事であっても、本体が故障してしまうとPlayStation3用の外付けTVチューナーであるtorneの録画内容は諦めざるを得ません。HDDの故障なら諦めもつきますが、無事なデータを読む手段がないというのは何とも意地の悪い仕様と言わざるを得ないでしょう。何とかCECHA00がデータ転送ユーティリティーの動作時間だけ持ちこたえてくれれば、新たに用意したCECH-2500Aに移動は出来るのですが…。

 

 

というわけで、「HDDが壊れたらさすがに諦める」という考えに基づき、本体に依存しないでデータを読むことが出来るnasneに移行しようと思ったのです。とはいえ、別に録画PCもBDレコーダーもありますので、出来れば安くあげたいということで今回の中古品に目を付けた訳で…。

 

しかしながら、さすがに転売屋には勝つことが出来ず、入手することが出来なかったので店内の他の品を探していると、店内のアナウンスで「開店特価品のPlayStation4、残り台数が少なくなりました」と言うのです。PlayStation4が何台かガラスケースの上に並べられていたのは気付いていたものの、それほど興味はなかったので値段を見ていなかったのですが、よく見ると案外安いということに気付きました。

 

そこでnasneの腹いせに、その中でも最も安かったPlayStation4を1台手に取り、MDR-100ABNと共に入手してきたのです。そのPlayStation4が、今回取り上げるCUH-1000AA01、すなわち初代PlayStation4 500GBモデルのカメラ同梱版ということになります。

 

 

 

更新: 2017/11/25
総評

進化と退化が混在する

元々私はPlayStation3をゲーム機として使っていませんでした。よって、PlayStation4もその後釜である以上、ゲーム機としての評価はしません。何しろPlayStation3のゲームソフト自体全く持っていないほどですから…。

 

PlayStation4が発売された当初、全く興味を引かれなかったのはDLNAクライアントとして動作しなかったという点でした。これだけでコンテンツビューアーとしてはPlayStation3より大幅に劣っていることは間違いありませんからね。

 

結局ダウンロード提供のメディアプレイヤーで、DLNAクライアント機能も提供されるようになりましたし、nasneの制御が可能なtorneソフトウェアも提供されるようになりましたので、ようやくPlayStation3に並ぶ程度の機能が実装されたということで、購入する意味合いが生まれたことになります。

 

 

 

欠品等は特にありませんでした。傷・汚れという注意書きがあったのですが、気になった点といえば外箱につぶれがあった程度で、中身はまずまず良好です。

 

 

 

本体は思ったよりもコンパクトで、先日購入したPlayStation3 CECH-2500Aと占有面積は似たようなものです。

 

 

 

TVラックの、今までPlayStation3が収まっていた場所にそのまま置きました。ちなみに横に少しだけ移っている白い物体は、懐かしのSONY PSX DESR-5700です。

 

 

さすがにコンピューターとしての世代が新しいだけに、PlayStation3よりは快適性が上がっていることは実感できます。ただ、UIなどの完成度は率直に言ってPlayStation3の方がよく練られていたなと感じます。何というか、PlayStation4のUIは、頻繁に行う動作でもメニューの階層が深いことがあり、PlayStation3ほど直感的ではないように思えるのです。

 

また、意外に不便だったのは、我が家でDLNAサーバーとして使っているTVersityでは、一部形式のファイルをPlayStation4のメディアプレイヤーで見られないということがありました。ファイル形式自体が非対応という訳ではなく原因不明ですが、PlayStation4で見るためだけにファイルを別形式にエンコードというのはさすがにあり得ません。これは仕方なく、TVersityと同時にもう一つのDLNAサーバである「Universal Media Server」を同時に動作させておくことで、従来環境を残しつつPlayStation4での再生にも対応させています。

 

まだ他の機能は殆ど使っておらず、このハードウェアを論評できる段階ではありませんが、初代機同士で比較すると、PlayStation4 CUH-1000AAにはPlayStation3 CECHA00のような先見性はあまり感じられず、現時点でそこそこの高性能なハードウェアを用意しておけば十分だろうという考えが透けて見えてしまいます。

 

特に悪いものだとも思いませんが、私が今まで心惹かれなかった理由も使ってみて納得できたような気はします。

  • 購入金額

    15,120円

  • 購入日

    2017年11月22日

  • 購入場所

    HARD OFF

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