最近外出時に利用するSONY Walkman NW-A16には、SENNHEISER製のインナーイヤーフォンであるMX760を組み合わせています。
Hi-Fi系の音ではないのですが、これはこれで楽しめる組み合わせであり、音質の方ではこれといって問題はありません。しかし、MX760で気になるのは装着感があまり良くないため、長時間使っていると疲労感があるという点です。
私が以前から愛用しているaudio-technica ATH-CM7も装着感はもう一歩なのですが、こちらの方が疲労感はまだ少ないといえます。
そこで装着感を店頭で試してみた結果、これなら何とかと思い購入したのが、このMX685 SPORTSです。
低域は不足気味だが、開放感があり心地良い
型番にSPORTSと入っていて、adidasとのコラボモデルという位置付けではありますが、使ってみればごく普通のインナーイヤーフォンと考えて差し支えありません。
MX760と比較すると低域方向は薄くなりますが、この製品には独特の陽性な魅力があります。もっとも、SENNHEISERのこれまで使ったインナーイヤーフォンと同様に装着のちょっとした加減で音質が大きく変わってしまうという弱点はありますが。
MX760はバランスは良いものの、高域方向がやや頭打ちで素直さが無いという印象なのですが、MX685 SPORTSはきちんと上まで出ているという印象を受けます。
低域方向は量だけでは無く周波数的にもあまりキチンとは出ていないようです。ある程度低域が出るヘッドフォンではNW-A16とXPERIA Z1とで比較すると低域方向の出方に結構な差があるのですが、MX685 SPORTSではどちらであっても大して出ていないで片付いてしまいます。低域方向にエネルギー感のあるRATOC REX-KEB02AKに繋いでも大きな差にはならないのですから、そもそもあまり出ていないというのが正解でしょう。
それでも低音の量だけあるような、所謂重低音モデルよりはこちらの方が聴いていてずっと好感の持てる音である事は間違いありません。
NW-A16との組み合わせで、24bit/96KHzで録音した「THE SEVENTH ONE / TOTO」を聴いてみると、持ち味である高域方向の緻密さや繊細さが充分に表現され、ハイレゾで聴く意味を感じさせてくれます。
価格も比較的手頃ですし、外出時に気軽に連れ出せるという意味でもお薦め出来る製品ではないかと思います。
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購入金額
3,866円
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購入日
2015年01月12日
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購入場所
ソフマップ秋葉原本館
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