こちらのマザーボードはSocket 478でチップセットがi915GLという組み合わせの時点でおかしいのですが、その上で本来グラフィックカード用のスロットが無いi915GLにASRockの技術力によって、AGP互換のAGIスロットとPCI Express x16互換のAGI Expressスロットと言う独自スロットを２つ搭載した画期的なmATXのマザーボードになります。

その上内蔵グラフィックとAGIスロットとAGI Expressスロットは排他では無く、同時に利用することが出来るので５画面の同時出力が可能と言う変態っぷりを発揮しています。

ただしいずれも正式なビデオカード用拡張スロットの規格ではないので、対応ビデオカードにも制約があり、AGIスロットではRADEON 9550/9600シリーズと全Matrox製ビデオチップが、AGI ExpressスロットではRADEON X300/X700シリーズのビデオチップがサポート外となっています。

ASRockがASRockらしかったころの愛すべき一品だと思います。

このマザーボードは最終的にはPentium4の3.2Gにgeforce7800GTXと言う組み合わせで利用していました。

写真載せてみました。一番下に見慣れない茶色いスロットが付いていたので、説明書を見て見たらAMRスロットと言うものらしい。Audio and Modem Riserと言って、AC'97準拠のオーディオ機能やアナログモデム機能を増設する専用のスロットらしいのですが、説明書には ,

supports ASRock MR card(Optional)と書いてあった。なにか専用のオプションカードが有ったみたいですね。