レビューメディア「ジグソー」

一番やりこんだゲーム

本作は2001年8月に発売されたFinal Fantasy 10のインターナショナル版になります。


FFX(FF10)シリーズはFinal Fantasy X、X international、X-II、X-II international四作とも大好きで随分やりこみました。
ストーリーはもちろん、やりこみの観点からも熱くなれるゲームです。
現在でも多くの人にプレイされており、ニコニコ動画では多数のプレイ実況が投稿されています。
YouTubeにも多数動画がありますが、こちらはどちらかというとやりこみ動画が多い印象です。
発売からもうすぐ十年経とうとしているとは思えない人気です。

決意のユウナ
決意のユウナ

「私、シンを倒します。必ず倒します。」
本作のキャッチコピーであると同時に、物語のあらすじを端的に表したユウナ(本作のヒロイン:召喚士)による至高の名言です。
本作をプレイしていなくても、知っている人は多いことでしょう。
物語は主人公であるティーダ視点で進行し、スピラを苦しめる「シン」とは何者か、もっと言えば、そもそも今いるスピラという世界は一体何なのかさえも分からないまま、ユウナならびにガード(召喚士の守護者)の旅に連れ立ちます。
旅の中明かされる召喚士とガードの決意、シンの正体、スピラの構図にティーダはどう向かい合うのか…

ビサイド、旅立ちの日に
ビサイド、旅立ちの日に

本作はインターナショナル版ということで、キャラクターボイスが全て英語になっています。
字幕表記に関しては日本語・英語の両者から選択でき、多くのFF作品が英語ボイス・日本語字幕で固定されているなかで、これは地味に嬉しい仕様です。
英語になっただけでなく、表現自体が変わったものも有ります。
ex.祈り子 → フェイス、 シンの毒気 → 毒
また、装備のアビリティや技も多数追加されており、それには国内版で皆が無いことを不思議に思っていたであろう「リボン」や、非常に短い時間でアイテム使用動作が完了する「じんそく」など極めて強力なものも含まれています。
リボン付防具。ダークマターを用いた改造か、ヘレティック召喚獣討伐により獲得できる
リボン付防具。ダークマターを用いた改造か、ヘレティック召喚獣討伐により獲得できる

この新しい技・アビリティがインターナショナル版購入のモチベーションになった方もいるのではないでしょうか。
他にも、国内版とは異なるスフィア盤が追加されています。
インターナショナル版スフィア盤。自由度が高く、オリジナル版との色の差が見て取れる。
インターナショナル版スフィア盤。自由度が高く、オリジナル版との色の差が見て取れる。

ゲーム開始時に国内版スフィア盤か、海外版スフィア盤かを選択可能で、国内版スフィア盤は従来のスフィア盤に追加アビリティまで入ったもの、海外版スフィア盤は国内版のものと比べて育成の自由度が大変高いスフィア盤となっています。
つまり、白魔法を中心に用いるティーダ、ブレイク系技を使用するルールーなどの育成が容易です。
ただし、設置可能スフィアの総数が国内版の方が多いので、やり込み派のプレイヤーは国内版を、国内版とは違ったキャラクター育成を楽しみたいプレイヤーは海外版を選択する、といった塩梅でしょうか。
また、敵のパラメータが調整されていたり、国内版には見られたバグが削除されていたりと、ちょっとした変更点も多々存在します。

そして、インターナショナル版最大の特徴は何と言っても国内版には出現しないダーク召喚獣+デア・リヒターが追加ボスとして出現することでしょう。
これらの敵は例に漏れず強敵で、訓練場のモンスターで苦戦するような装備・ステータスでは相手にならないことが殆どです。
特に、上級召喚獣やデア・リヒターは撃破自体がやり込みと云えるほど、初戦で与えられる絶望感は大きいです。
ヘレティック用心棒―配色が暗く、明らかにオリジナル版とは異なる
ヘレティック用心棒―配色が暗く、明らかにオリジナル版とは異なる

歯応えのある敵と戦いたい方にはお勧めしたい。
国内版をプレイしていても十分に楽しめると思います。

強いてこのゲームの不満を挙げるなら、国内版のデータ引継ぎがあったらなお嬉しかったかな…召喚獣を結構育ててたのでそれが惜しかった。

ちなみに、私もやりこみ動画をニコニコ動画にアップしています。
主に、ダーク召喚獣やデア・リヒターを制限つきで撃破しているやりこみです。
興味のある方は是非ご覧になっていってください。
↓やり込みの一例


そのほかのやり込み → http://www.nicovideo.jp/mylist/9353312

一部、特に新規性・重要性の高い動画はYouTubeにもアップしています。
↓vs.デア・リヒター タイムアタック(Part1)


Part2 → http://www.youtube.com/watch?v=tZ0Qpoy3mWs
デア・リヒター撃破世界最短記録や、ジャッジメントデイ(デア・リヒターの使用する最強技)に関する検証など、「世界初」を主張するからにはYouTubeだろう、と。
少ないながら海外の方からもレスポンスがあり楽しいです。

あと、取り上げるべきインターナショナル版特典がもう一つ、「永遠のナギ節」を収録したDVDです。
永遠のナギ節―FFXから二年後の物語
永遠のナギ節―FFXから二年後の物語

14分ちょっとの短い映像作品なのですが、この話が切っ掛けでFFX-II の物語がスタートします。
短い動画だし見る必要はないという意見も散見されますが、私はこれを観てからFFX-II をプレイするのと観ずにプレイするのでは大きな差があると考えます。
FFXをプレイし、永遠のナギ節を観てからX-II へ移ることを強くお勧めします。
ちなみに、永遠のナギ節は日本語ボイス、日本語字幕となっています。

なお、購入日時がえらく最近になってますが、これは訳有って同製品を中古品で購入し直したときの日付になっています。
価格に関しても同じくその時の中古品の値段です。
発売から3~4年は中古品でも7000円前後してたみたいですが、最近ではベスト版が発売された影響か、ベスト版でなくとも3000円弱で入手できるのですね。
少し驚きました。

【追記(8/7/'11)】
FFX発売から十周年を迎えてから半月余り経ちますが、何も大きなイベントは有りませんでしたね。
ドデカい発表とか有るかなーって楽しみにしてましたが残念です。
更に高画質になってPS3に移植とか、インターナショナルの内容を日本語でプレイできるとかあったらずいぶん夢も膨らみますが…PS3に移植された日にはコイツが原因でPS3を購入することになるでしょう。
まーPS2の時点で十分綺麗ですので、当分は移植とか無いんでしょうね。

【追記2(9/23/'11)】
↑とは書いたものの、発表されましたね、PS3&PSvitaへの移植。


ただのリマスターになるのか、それともリメイク&追加要素があるのか…
楽しみです。

【追記3(6/20/'12)】
随分前の記事ですが、どうやらリマスターで確定の模様…

PS3/PSV 版「ファイナルファンタジーX」はリマスターになることが確定(http://amaebi.net/)

にしても情報が少ないですね…国内版なのかインターナショナル版なのかすらも。
追記1に記したように内容はインター版で、ボイスは国内版になったりしたらかなり売れそうなんですがね。
特別に追加要素が無くても、微調整が入るだけでも楽しみが増えるというものですが…リマスター確定ということでは期待出来なさそうです。

【追記4(7/19/'12)】
何気に11周年迎えてますが、リマスターの方もなかなか動きが無いですね。
どうなっているんだろう…?
  • 購入金額

    2,800円

  • 購入日

    2010年08月15日

  • 購入場所

    ファミコンハウス

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