追記:2015/02/21 Lenovo製品のSuperfish問題について加筆。(公式ニュースリリース)
追記:2015/03/22 microSDスロットについて加筆修正。
追記:2015/03/28 本文加筆修正。
■購入した動機
艦隊これくしょんを手元でやりたくて、購入しました.
■序文
さてさて、先日、ついにワタクシ、Windows8.1タブレットを買いました。ええ、買っちゃったんです、はい。
便利ですね、これ。
写真を交えながら、使用感などを書き綴っていきたいと思います。
写真からもわかるとおり、CPUはIntel Atom Z3735Gです。このCPUがなかなか優秀で、アイドル時には約0.5GHz辺りまでクロックが下がります、また、高負荷時には最大で1.83GHzまでクロックが上がります。おまけに64bit、4コア・アウトオブオーダーです。
Atomも初代のN270(インオーダーのシングルコアHTT)と比べると、Windows8.1を動かせるまでに大きく進化したようです。
ストレージはSSDではなく、SSDより消費電力の少ないeMMCです。よってCrystalDiskInfoやCrystalDiskMarkからはドライブが見えません。ベンチが取れない…
体感的には普段使いのSSD
の7割程度の速さのように感じます。
■プリインストールアプリの動作とスペック比較
使ってみて1週間くらいですが、感想をば少し。
ニュースは朝の起き抜けでも寝しなでも、毎日更新されて随時読めるので新聞が要らなくなる日も近いかなとか思っちゃいました。
巷で人気の「艦隊これくしょん」なんかも出来てしまいます。(息抜きにコソコソプレイしているのは内緒だ)(←ぉぃ
惜しむらくはメモリが1GBなことと、CPUがAtomなので、普段使いのデスクトップやハイエンドノートと比べるとどうしても見劣りしてしまいます。 BayTrailの4コアといえども、やっぱりAtomはAtomなんですね。Windows8.1を動かす処理性能はともかく、グラフィックの性能は Core i内蔵のGPUより低いです。
普段使いのPCがAMDのAPUという、インテルより内蔵グラフィックの強いCPUを使っているだけに、グラフィック周りにはちょっと肩透かしを喰らったような印象です。
まあその分内蔵のeMMCが16→32GBに倍加されているのでトレードオフですかね。(さすがにタブレットなどのMIDPデバイスでもストレージが16GBというものには辛いものがありますので、私は記憶容量の方を重視しました。)
■ハードウェアオーバービュー
スクリーン前面にカメラがあります。後述しますが、背面にもちゃんとカメラがあります(*^-^*)
カメラの解像度は前面、背面ともに200万画素です。
画質から察するにCMOSだと思います。
解像度は800x1280のIPS液晶です。マルチタッチは5点までサポートしています。システムのプロパティ上では「5点(制限あり)までのマルチタッチをサポート」と表示されます。筆者の使用シーン的にマルチタッチは使っても5か所も押すことはまずないので、概ね満足です。
スマートフォンのようにここを上にスライドさせると下記のログインスクリーンに入ります。
メインPCやノートPCはパスワードを掛けているのですが、このタブレットPCの目的は「いつでも艦これをやる」ことを前提として購入したので、ピクチャパスワードにしています。ちなみにピクチャパスワードの画像はこのタブレットで撮ったArduino互換基板です。
Amazonでタブレットを物色していた際、この位置にウインドウズロゴが付いているのが多かったので、てっきりこの端末も此処の位置に容量検知式のウインドウズボタンが有って、ここを押すとスタートスクリーンに移動する、とばかり思っていました。実はここはただロゴを印刷しているだけでした:(
ロック画面とピクチャパスワード画面とデスクトップの壁紙に統一性が無いのはご愛嬌。
スタート画面を呼び出すには、ここを押すか画面右端をスワイプして呼び出します。
microUSBコネクタ部分は俗にいうOTGケーブルでホストコネクタになれますが、充電と排他利用です。よって充電中はmicroUSBが使えません。
左はイヤホンジャックです。その左の小さい穴がマイクロフォンです。
別に大した問題というわけではないのですが、Cドライブの容量を補うために併設されたこのmicroSDスロット、ちょっと曲者です。
何が問題かというと、コスト削減のためか、Push-push式ではなく、ただのスロットなので(要するに挿入するとカチッと音がしてロックされるタイプじゃない)ため、入れるのは苦労しませんが、microSDの取り出しに苦労します。もうちょっと出っ張って取り出しやすいように設計してくれなかったのかなぁ…>>Acerさん
訂正します、microSDスロットはPush-push式でした><;
ちなみに、背面の白カバーはプラスチック製ですが、革シボのような表面処理がされていますので、意外と滑りにくいです。
■総評
Q.で、結局、艦これは動くの?
A.IE上でならサクサク動きます。Chromeはキャッシュが溜まりきると動作は大丈夫でした、FirefoxではFirefox自体がカクつくことがあるので、余りおススメしません。
しかし、提督業も忙しい!
を使用すると何故か重くなります。予めIntel HD Graphicsの設定で3Dの項目を「パフォーマンス」に設定しておくと、多少は幸せになれます。
ちょっと込み入ったことをしようとするとソフトによっては急激に重くなる(メモリが1Gなのはともかく、帯域幅も狭い。素直にLenovoのMiix買っとけばよかったかなぁ…後述)ので、デスクトップパソコンとノートパソコン、タブレットの得意分野に応じての棲み分けが肝心だと思いました。
追記:余談ですが、2015年1月までに発売された、Lenovoの製品を買うのはやめといたほうがいいかもしれません。なぜかというと、先日判明したのですが、プリインストールされているSuperfishというアドウェアがセキュリティ上の問題により、偽造された証明書を利用して所謂ルートキットに昇格してしまい、システムに脆弱性を付加してしまうことが判明したからです。対象と思われる製品群は「G/U/Y/Z/S/Flex/MIIX/YOGA/Eシリーズと、コンシューマ向けのPC、タブレットの大多数」だそうです。ノートパソコンのThinkpadは該当しないそうですが、Lenovoユーザーは注意が必要です。
プリインストールアプリは便利なものもありますが、全く使わないこともあるうえに、あまつさえHDDの容量を少なからず消費するので、使わないなら削除したほうがいいのかもしれません。
しかしこれが2万円以下で買えたことは驚きに値します。(貯めていたAmazonギフト券使ったから15000円程度)
これがホントのWindows to go(物理)
8型タブレットはこれが初めてですが、持ち歩けるWindowsというのは結構いろんなところで役立ちます。ボイスレコーダーが標準添付されていて、内蔵マイクも意外と音を拾ってくれるので、筆者は病院の診察時に持っていきました。
音声もスマホのボイスレコーダーが保存するような3gpではなく、まあまあ汎用的な形式(といってもm4aで、保存場所は凄くわかりづらいところにありますが(^^;))で録音してくれるのもいいですね。
動画も撮影できます。
撮影した動画はmp4形式なので、即YouTubeなどにアップロード出来て便利です。
これでWindowsボタンとメモリが2GBあれば…
やはり唯一の欠点はメモリでしょう。普段使いではそんなに気にならないのですが、1GBという数値とタスクマネージャー上のメモリの占有率を見るとやはり少し悲しい気持ちになってきます。(悲しい色やね)
CPUの情報を見る限り、Z3735Gはメモリ帯域が5.3GB/sと、Atomの中でもメモリバンド幅が半分に制限されているモデルなので、この点もちょっと引っかかります。まあ作業が妨害されるほど遅くはないので、いいかな、と妥協しています。
このスペックとの兼ね合いはどうも、Windows 8.1 with Bingを搭載する(搭載する条件に制限があるらしい)以上致し方ないらしいです。
しかしその分ストレージは32GBと、現状では不満の無い容量(まだ13.3GBも空きがある!)なので我慢ですね(>_<)
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購入金額
15,540円
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購入日
2015年02月15日
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購入場所
Amazon.co.jp
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