以前掲載した、かなり調子の悪くなっていた三菱REAL LCD-20MX10の買い換えです。
上のレビューを掲載した後も着実に調子は悪化していました。悪化したことで故障箇所の特定は出来ていたのですが、結論から言えばチューナーの故障でした。色合いのズレだけではなく、チャンネル切り替え時に大昔のブラウン管テレビ並みに、同調に時間がかかるようになっていたのです。最近のTVでチャンネル切り替え→ノイズ表示数秒→表示開始という動作を見られるとは思いませんでした。
さすがにこれを修理に出しても、分解と交換工賃を考えれば新品の同クラス1台分となってしまうでしょうから、諦めて入れ替えることにしました。
個人的には馴染めない発色
店頭展示品などを見る限り、同クラスで近い価格で売られているSHARP LC-32H11やPanasonic TH-32A305/TH-32A300辺りと取り立てて大きな実力差はないと思います。
ただ、持ち帰って実際に設置してみると、派手なだけで不自然な色としか思えません。初期状態と比較して、
・バックライトの照度を落とす
・色温度を下げる
・シャープネスを下げる
・その他細かいカラー調整
など、いろいろ対策を施してようやく見ていられる程度に落ち着いたかなという印象です。
ただ、いずれにしても他に使っているSONY BRAVIA KDL-40EX500の表示と比べると、どうしても自然さに欠ける印象はあります。
液晶の派手な発色は見ていて疲れるので、店頭展示品はともかくとして、出荷時の調整はおとなしめにしておいて欲しいところです。
国産ブランド32インチで3万円割れは魅力
とりあえず設置と最低限のセッティングを終えたばかりですが、クオリティーに関して若干の不満こそあるものの、国産ブランドの32インチTVで税込3万円を割るという価格は魅力です。かつてのエコポイント終了後には比較的よく見られた価格ですが、最近ではなかなかここまで下がることは多くはありませんでしたので。
初期設置なども非常にわかりやすく、最低限の言葉の意味さえわかっていれば誰でも問題なく設定出来る程度でしょう。ローエンド製品ではありますが、さすがによく練られているという印象を受けます。
強いていえば、USB接続HDD録画には対応していて有り難いのですが、PC入力端子がなくHDMIを使う以外の方法がないというのが若干物足りないところです。実は我が家で今まで購入した液晶テレビは、全てアナログRGBまたはDVIに対応していましたので…。
外装のデザインや質感は、それほど高級感を感じるものではありませんが、それでも悪くはないと思っています。総合的に見れば充分にお買い得な製品といえるでしょう。
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購入金額
29,800円
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購入日
2014年12月04日
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購入場所
ベイシア スーパーセンター富里店
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