愛用しているMacBookPro（MID2012/Core-i7 2.9GHz）に新しいMacOSX（Yosemite）を導入するにあたり、アプリの互換性などの問題から当面旧環境も残しておこうと思ったので、ストレージを新調することにしました。

オリジナルのHDDはHGST製5K1000-750・750GB/5400rpmというモデル。

せっかく新調するなら、性能的もアップグレードしたいと考えた時の選択肢は…

• 速さを重視のSSD（512GBクラス）
• MacOSXのFusionDrive（SSD+HDD構成）機能が利用可能なSSHD（WD BLACK²）

　の２つが頭に思い浮かぶが、どちらも安くなったとはいえ相場は2万円台前半。

　いずれも快適にはなるだろうけれども、ビデオまわりがさほど速くないMacBookProにはオーバースペックかとも思うし、SSDは耐久性がまだ未知数なので…と考えた結果、SSDキャッシュを持つ旧世代？のSSHDを検討することに。

　2.5インチのSSDキャッシュ付HDDと言えば、PlayStation4の換装用に人気の東芝製MQ01ABD100H（1TB・SSD8GB）が有名で、こちらの相場は11500円位と最初に検討したSSD/SSHDの約半額。

　まぁ、順当なところだろうな…と思いつつも、最近はWD製のHDDを愛用しているので今ひとつ踏ん切りがつかず（苦笑）、BLACK²も捨てがたいなぁ…とネットを検索してあがいている時に目にとまったのが、今回購入した初代WD BLACK SSHDタイプのWD10S12Xというモデルです。

　調べたところ、このSSHDはOEM仕様のようでした。SONYのVAIO Fit 14A/15Aという「タブレットにもなるノートPC」等に搭載例があるようです。

　スペックは、薄型の7mm厚、HDD1TB（5400rpm）+キャッシュ用SSD16GBで消費電力は550mAとなっています。消費電力は今使用しているものが700mAなので2割程少なく、東芝製のSSHDよりSSDの容量が2倍で値段が9000円前後と若干安い…と、レアものかつお得感満載なところにそそられました（笑）。

　今回購入したのはリファービッシュ品（初期不良修理品）で、通常価格の1000円引きでした。ショップの保証期間が新品の6ヶ月に対して３ヶ月ですが、他店扱いのバルク品（保証期間1週間）よりは長いので、コスト重視でこれでよしとしました。

　この金額なら1TBクラスの2.5インチHDDとの価格差も僅かですし、HDDモデルのWD BLACK 1TB（WD10SPCX）のバルク品よりも安いのですから…。

　まだ載せ替えたばかりなので、ノーマルのＨＤＤと比較するまでには至りませんが、ファーストインプレッションとしてはいい感触です。

　Yosemite自体、処理がMavericksより軽くなっているという情報もあり、キャッシュとの相乗効果でOSの起動、アプリの起動ともキビキビ感があります。

MacBookProに搭載した写真。左下の黒いチップがSSD用のFlashメモリ