今まで約3万km使ってきた、BRIDGESTONE ECOPIA EP100Sの溝がかなり減ってきたので、タイヤの入れ替えを考えなければいけない状況でした。
ECOPIA EP100Sは転がり抵抗係数AAAを達成した高性能エコタイヤでしたが、元々の燃費が大したものではない車で使っても実感出来るほどの効果はありませんでした。
そこで今回は燃費性能にはそれほどこだわらず、快適性の方を重視して選んでみようと思っていました。だからといって各社の最上位クラスのプレミアムコンフォート製品を買えるほどの予算はありませんが…。
そこでお買い得品を探していると、見つけたのがこのMICHELIN Primacy 3STの特価品でした。しかし、少し引っかかったのは日本ミシュランの製品情報を調べてみると、Primacy 3シリーズのサイズ一覧には195/65R15どころか、15インチホイールに対応したものがありません。
(参考:日本ミシュランのPrimacy 3製品情報)
その後色々調べていると、日本で「Primacy 3」としてひとくくりで扱われているこのシリーズですが、厳密には「Primacy 3」と「Primacy 3ST」という2系統があり、「Primacy 3」は以前の「Primacy HP」に、「Primacy 3ST」は以前の「Primacy LC」に、それぞれ相当する製品であることが判りました。そして主にアジア地域向けに「Primacy 3ST 195/65R15 91V」という製品が存在しているということも判りました。
製品グレードの割に異様な安さであったのは、日本ミシュランの正規輸入品ではなく、海外から調達した並行輸入品であるからということらしいのです。ただ、面白いことにエコタイヤに表示されるグレーディングについては、195/65R15も「Primacy 3ST」として日本ミシュランから届け出が出ているのです。
(JATMA国内自主規制グレーディング用試験データ提出)
これによると転がり抵抗係数は「A」、ウエットグリップは「c」であることが判ります。性能としては平凡なものですが、Primacy LC系統の製品であるということは快適性能と静粛性を追求した製品となりますから、特に気にすることではないでしょう。
コンフォート系だが走行性能に強み
実際に乗ってみての感想ですが、ECOPIA EP100Sと比較すると剛性感が大きく増した反面、やはり動き始めの加速はやや鈍くなったように思います。恐らく燃費は若干悪くなるでしょう。
振動は上手くいなしてくれますし、騒音もかなり押さえ込まれているのですが、感触としては硬さを感じる部分があり、この辺りはブリヂストンとミシュランとの差なのかと感じさせられます。
購入価格はタイヤ代+脱着工賃+廃タイヤ処分料+税で表記しています。タイヤ自体の表示価格は1本7,900円でした。
この価格では普通なら国産のエコノミークラスしか買えない程度であり、製品のグレードを考えれば素晴らしいお買い得価格ではないかと思います。このサイズ以外はそれほど安売りされていないようですが、仮により高い価格で売られていても十分に魅力のあるタイヤではないかと思います。
後継モデルが発表されましたが・・・
2018/06/29更新
先日後継製品となるPRIMACY 4が発表されていますが、いつの間にか日本ミシュランのPRIMACY 3のサイズ一覧に195/65R15 91Vが追加されていますね。それに伴い一部販売店で価格表示が出るようになりました。
さすがに私が購入した並行輸入品と比べればかなり高くなっていますが、性能は十分に良いタイヤなので今なおおすすめの一つといえます。
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購入金額
40,440円
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購入日
2014年08月30日
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購入場所
フジコーポレーション
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