これはR350コアのGPUを内蔵し、3.3VのAGPスロットでも動作可能となっていました。このため、PC-9800シリーズでAGPビデオカードを動かすために必要だった、玄人志向製のAGP-PCI変換アダプターとなる、CHANGE AGP2PCIや、CHANPON ZERO2/3-PCI等で利用することも出来、実際に私も一時期CHANGE AGP2PCI+RADEON 9800 PROという組み合わせを使っていた時期があります。
その後より強力なAGPスロット用のビデオカードを使うようになったため、余っていて下取りが良かったRADEON 9800 PROは売却してしまいました。性能差がさほど大きくなかったこともあり、RADEON 9700 PROの方を手元に残していたのです。
今日は外出ついでに寄ったリサイクル店で、久々にRADEON 9800 PROをみかけたので、懐かしさもあり思わず購入してしまいました。ところが…
なんと、中に入っていたボードは後期ロットのR360コア搭載品でした。これはマイナーチェンジモデルとなるRADEON 9800XTで採用されていたコアで、動作クロックの向上や内部温度の取得が可能となったなどの違いがあります。
通常であれば「当たり」ロットということになるのかもしれませんが、私としてはこれは大外れなのです。というのも、R360コアとなった際に最も大きな変更点となったのが、3.3VのAGPスロットへの対応廃止だったからなのです。PCB自体はRADEON 9800XTそのものであり、VGA BIOSによる機能制限でRADEON 9800 PROとして動作させているボードですから、BIOSの改造などで容易にRADEON 9800XT化出来るというメリットはありますが…。
3.3Vスロット対応品が欲しいと思って買っただけに、残念という気分しかありません。安かったので諦めは付くのですが。
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購入金額
540円
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購入日
2014年05月06日
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購入場所
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