2016.11.29 総評追記
今年になって 8インチWindowsタブレットがいろいろとメーカーごとに特色があるモノを出してきた時に私が一番魅力的だったのは ASUS VivoTab Note 8が採用したワコムデジタイザの搭載でした。
画面が 8インチと小さいのに高詳細な液晶の中のボタンは指ではなかなか押しづらく、スタイラスペンならばピンポイントで押せるだろうと考えました。
しかし残念ながら標準では画面端の方のペンのズレが酷く、閉じるボタンが押せない程です。もちろん、調整(キャリブレーション)により大分マシになるのですが、全然納得がいかない程ズレます。
(2014年11月22日現在 Wacomからドライバー Ver.7.2.0-10が出ており、こちらを適用する事でやっと納得がいくレベルになりました)
この度「EveryPad Pro」をプレミアムレビューさせていただく事になり気になっていたのも、小さいボタンの押し辛さでしたが、「EveryPad Pro」は Dellの「Venue 8 Pro」の改良版みたいなモノっぽいので「Venue 8 Pro」用のスタイラスペンも動作するだろうと本品の購入を決めました。
本品は Dell Venue Proタブレット用の電池式スタイラスペンで、圧力感知機能とホバー感知機能を搭載しています。
あくまで Venue Proタブレット用ですので、他メーカー製のタブレットでは動作しません。
ネットでいまいち評判が良くなく心配していたのですが、内容を見ると他社製のタブレットで使えないというものも含まれており、全く見当違いな評価です。
Venue Proタブレットで使っていて全く使い物にならないというものもあったのですが、初期の「REV A01」というもので発生していたようなのですが、今回購入したモノは「REV A02」でこちらでは概ね問題なく使えているようでした。
使用する電池は単6電池で、なかなかコンビニなどにも売っておらず、入手性は良いとは言えないので、どのくらい電池がもつのか気になるところです。
(製品ページでは一般的な仕様でバッテリーの持続時間は 1年間となっています)
バランス悪し
重さは電池を入れた状態で 17gあり、私は重めのモノが好みなので良いのですが、電池がヘッドの方にあるのでバランスが悪く、書きづらいです。
全体的に不親切
添付されていたモノは、電池の他にメモ帳サイズの 1枚ペラの紙が入っているだけでした。
表は FCCなど電波法に関する事が書かれているっぽい(英語だけでよく分かりません)、
裏は電池交換方法の漫画及び側面のボタンを押しているところとペン先が交換出来る事を思わせる絵が描いてあるだけです。
ペン先にすき間がありますが、押しボタン式になっている訳ではありません
Webの製品ページでは特徴が書いてあるだけで、詳細な使用方法など書いてありません。
ボタンに関し「消去、ハイライト、クリックなどの機能に簡単にアクセスできます」という記述があるのですが、何のアプリケーションで使えるか等や設定が出来るか等も無く、全くユーザーに優しくありません。
それでも使ってみれば分かるだろうと、OneNoteで試してみるも側面の押しボタンはどうやって使うのか全く分かりません(--;
ペン離れが悪すぎ....
それでも接地点を予測するホバー感知機能は便利で、VivoTab Note 8よりも離れている地点から認識される感じです。
ただし、このまま文字などを書いてみると最悪で、ペンが離れる認識のタイミングが悪いのかトメ・ハネなど出来たものではありません。
これではとても画を描いたり(私は描けませんが)、手書き文字認識などには使えません。それどころか、殴り書きが読めたものではないので手書きメモに使うのもイヤんなっちゃいます...
ワコムデジタイザの場合は軽く触れただけでとりあえず接地を認識されるのですが、本品の場合軽く画面に押しつけてやらねばならず線が描けないのも使いづらいです。
あと、ペン操作時は液晶画面の他の場所を手で触っても認識されないので絵や文字を書くのに手を画面に付けられ良いとありますが、実際に書いている時はペン先が離れたとたんに他の場所が認識されてしまうので結局手を付いたまま描く事はお奨めできません。
限定的な点で見ればそれなりに使える
レビューの視点では悪いところばかり書きましたが、私の元々の使いたい事は小さいボタン等をタップする事でしたので、この点に関して言えば及第点は十分出せるでしょう。
本品でも画面端のペンのズレはあったのですが、VivoTab Note 8に比べれば小さく、Windows標準の調整(キャリブレーション)でかなりズレは抑えられます。
しかしながら特によく使うブラウザの戻る・進むボタンですが、Internet Explorerでは全く問題なくタップ出来るのですが、Chromeだとボタン上にホバーポイントは表示されているのに全く反応しません。
同様に他のボタンも Internet Explorerでは問題ないのに、Chromeでは一切反応しません。
普段 Chromeをメインで使用しているので、私の場合はこれでは買った意味がありません....
他にも使えないアプリがあるかもしれませんが、Chromeを使わず Windows操作だけにこのペンを使いたいのならば、それなりに使えるでしょう。
文字の書きづらさに関しては、「REV A01」から「REV A02」で大分使えるようになっているみたいなので、更なる改良を行なってくれれば使えるようになるのかな。
2016.11.29 追記
朝、事務所に入ると床の真ん中に本品が落ちていました。
誰かが入ったか?と訝しんだのですが、元々部屋が汚く触られても分かりません...
とよく見ると、なんか形が変です。
後のクリップが無いんだ!!
拾ってみるとクリップどころか後端が抜けて、中の電池もありません。
机の下を見ると電池が落ちており、机の端から後端が見つかりました。
どうやら自然に後端が抜けて飛び出したようです。
更に周りを探すとスプリングを見つけ、全部揃ったようです。
先に示している様に、本来はボディ真ん中を捻じって電池を交換するのに...
元通り挿し込んでみると結構キツイのに、よく外れたなぁ。
接着剤など使われていた形跡はありませんでしたが、このまま挿し込んだだけだとまた抜けそうですね。
本品は一番使う Chromeで使えずそのごほとんど使う事もありませんでしたが、耐久性も残念でした。
よく使っていたら、もっと早く抜けていたのかなぁ。
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購入金額
2,500円
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購入日
2014年11月18日
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購入場所
amazon
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