以前おまけのみにつられて購入したSempron 2650。これを使うにはマザーが必要ということで、MSIのAM1Iをチョイス。AM1マザーは主要ベンダー4社から発売していますが、あまり差別化はされておらず、どれを買ってもあまり差はないと思います。あえて言うなら、AsRockのAM1H-ITXがDC-inコネクタがあって面白いというくらいでしょうか。その分他社製品に比べて頭ひとつ高いわけですが、個別でAC-DC電源を追加するよりは安いですね。そんなデフォルトで無音PCを作れるAM1H-ITXを避けてMSIのAM1Iを選んだ理由は、Mini-PCIeコネクタがあるからです。今回は無理やり使ってみたいパーツがいくつかあり、それらすべてを使うのに都合が良かったのがAM1Iというわけです。
ドーモ MSI=サン マニュアル クダサイ
パッケージにはMILLITARY CLASS4を大きくアピール。他に書くことがないと言わんばかりのKabiniのシンプルさが伺えます。
内容物も非常にシンプルです。
・片側L字のSATAケーブル×2
・バックプレート
・ドライバーCD
・クイックインストールマニュアル
うん? マニュアルがない?
同梱されているのは、この多言語のインストールマニュアルだけなので、Pin配置が分からない!!
ただでさえMini-ITXは基板上の記述が少なくて分かりづらいというのに! マニュアルないとPCケースの配線をどこにつなげていいのかわかりませんよ。マニュアルはMSIのサイトからダウンロードしてなんとか確認できます。
気を取り直してマザーを見て行きましょう。
基板上の配置はオーソドックスな配置と言えそうです。AM1マザー全般にいえることですが、SATAの位置だけはどうにかならんものなのかと思いますが……。
若干驚いたのが24ピン横のスピーカー。このスピーカーをマザーボード上に配置しているは、最近あまり見なくなりましたね。おかげで少し、これが何だったか考えてしまいました。
穴ふたつのソケット周り。なんか大きめに場所をとっているのを見ると、他のパーツの配置はどうにかできなかったのかと思います。バックパネル側にUSB2.0のコネクタがあるのも使いづらそうなんですが……。
ぅっ、CPUファンコネクタが3ピン? 回転数制御できないんですか? ぇ。これ仕様? ケースファンはPWM4ピンなのに?
今回購入の決め手となったMini-PCIe。真横にはSATAコネクタがふたつ。ん~、使いづらそう。その下のPCI Expressは×16スロットでGen2.0仕様ですが、Kabiniの仕様で×4でしか動作しません。そう考えると邪魔なスロットに見えてきます。
そのPCI Expressスロットの先にはメーカー大好き蟹LANチップRTL8111G。Gigabit LANなので、まぁいいか。まぁいいよね。
バックインタフェースもシンプル。それでもD-sub、DVI、HDMIが使えるので、問題はないかと。
やはりAM1はシンプルですね。マザーボードを眺め回していて思うのは、シンプルであることと、そのくせむりくり載せたっぽいコネクタ配置に懸念を覚えるということでしょうか。でかいCPUクーラーを載せることはないだろうということで、使い勝手はそれほど悪化しないのでしょうが……。やっぱり気になります。あとマニュアル……。
無音PCまであと一歩
さてちまちまとパーツを集めてきましたが、マザーボードを購入したことで一式揃いました。これで組んでみましょう。
パーツはこちら。
あと登録していませんが、メモリを2GB×2枚を新規購入しています。最近はメモリが高いのと、Windows 8移行は8GBなくてもライトユースなら問題ないということで4GBにしています。さらにSSDは有りものを流用。Samusungの830があるのでそれを使います。
さて組みます。といっても、別に特別な製品でもないんですけどね。
この時点でようやく気がついたのが、Kabiniの付属クーラーって3ピンか! 仕様なのか! という……。おろろ~ん。
さらにPico-BOXの仕様に驚愕。これ、ヒートスプレッダの背が高いメモリだと装着できないんですけど? たまたま背の低いメモリを買っておいてよかった。本当に良かった。
さらにJONSBO U1の仕様にも驚愕。
スカスカやないですか!
いやまぁ、これは分かってたことだけど……。
本当はACアダプター前提のHTPC風ケースを買う予定だったのですが、買えなかったのでJONSBOになったんですよね。SFX電源を使用するケースとはいえ、ACアダプターを使うと無駄に広いスペースができます。ここに収納BOXでも増設できそうですね^^;
あと、JONSBO U1の外部USB端子はUSB3.0なので、マザーボードに接続できず……。これは後で変換コネクタを買ってきて対処します。
う~ん。スカスカ。
下にあるケースの穴からACコネクターを出すとケースと端子が接触して火花飛ばしていたので、ACアダプターを上に……。
これは酷いw
若干想定外のこともありましたが、概ね良好といっていいでしょう。PICO-BOX + ACアダプターの威力は起動しているのかどうかすら分からないレベルです。ケースファンがないので、ほぼ無音といえますね。CPUファンの音が聞こえないとホント分かりません。
OSは今のところWindows 10 TPで動かしています。が、無線LANの調子が悪くて使用は難航。アンテナの感度も酷く悪いので交換必須。OSもWindows 8.1に変更したほうがいいような気がしてきました。快適に使うにはもう少し調整が必要なようですね。
とはいえ、
消費電力19Wattは素晴らしい。
Windows 10 TPでもあまり不満なく動いてます。
「Sempron 2650おっそい! 使えない! もうSempron 3850買ってくるぅ!!」
とかいう予定だったのですが、当てが外れました。こんな2コアAPUも結構やるもんですね。
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購入金額
4,580円
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購入日
2014年12月03日
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購入場所
ふっけんさん
2014/12/11
MSIのAM1マザーも1枚欲しいなぁ・・・PS/2がちゃんと2つあるし・・・
Kvartさん
2014/12/13