「アクリサンデー板」というDIY素材がある。三菱レイヨンの「アクリライト」というメタクリル樹脂板を加工したもので、ホームセンターなどで手に入る。
こういった「プラスチック板」を切るための道具としては、いわゆる文具のカッターナイフなどではイマイチ。
いや、切れなくはないのだが、まっすぐ切れなかったり、切り口が綺麗でなかったりする。
それは、紙と違ってプラ板は「硬い」ので、カッターナイフのような両刃の切断用具は、切断中の刃が切り裂かれたプラ板に両側から「挟まれて」動かなくなってしまうから。
そのため、プラスチックの切断には、細く「表面を掻き取って」「溝を掘って」割るというような特殊なカッターを使う(のが便利)。
実家にはOLFAのPカッター(プラスチック用カッター)があるのだが、持ってきていなかったので工作のため入手。
アクリサンデーに使うので、その名がついた純正ので良いかと、その名がついた「アクリサンデーカッター」を購入。
「アクリサンデーカッター」となっているが、それしか使えないわけではない。
刃の形状は、OLFAのとほとんど同じで、「尖っている、プラ板を掻き取る部分」「紙を切る刃の部分」「荒れた切断面を面取する部分」に別れている。
さすが専用品、上手く切断な出来た...のだが、コストパフォーマンスとしてはいささか辛い点をつけざるを得ない。
実家にあるものは、カッターナイフのOLFAが造っているだけあって、刃は折ることは出来ないけれど、替え刃式。これに対して、本品は刃固定式。すなわち使い捨て。であれば、売価が安いのかというとほっとんど変わらない。説明書によると「研げる」ようだが、一番切れ味を保って欲しいプラ板切断に使う尖った部分はどうせ研げない。
そして、売価も刃交換式と大差ない。
そのため、コストパフォーマンス的にはやや悪い。
ただ、「ちょっと使いたい」という場合は、その間に切れ味が劣化することもないので、マァ、使える。刃自体は、カッターナイフより少し丈夫な感じ(根元が柄に埋まって完全固定されているからだけかも知れないが)で使うのには、安定しているし。
あと、OLFAのと違って刃がしまえないのに、刃カバーやケースがついて折らず、紙で包んでいるだけというのが、チョット危険?
柄の部分も硬質プラスチックで不燃物確実、刃の部分は危険物だし、分解できないと「捨てる」ときにチョットやっかいそう?
そういう意味でも耐久性に期待か?
【仕様】
サイズ:35×170×16mm 工具オタクの道具箱
使い捨てだからねぇ...
刃付きの硬質プラスチックというのは、燃えないゴミとしても、危険物としても廃棄しづらい。
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購入金額
448円
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購入日
2020年01月03日
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購入場所
Dcmカーマ
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