■ レノボ、A4スタンダードノート「ThinkPad R61/R61e」
※ まもなく人手に渡ってしまいますので、すぐに【もっていたもの】に移動します。
この15.4インチは、なンだか字が小さいなあ、フォントがいつもより見辛いぞ、と思ったら、
1650×1050ドットの「WSXGA+」表示になってます。その分、広い範囲を表示できています。
エクセルを使うのがメインな人なンかは、こっちのほうがいいでしょうね。
さすが R61e の上位機種なだけあります。
インターフェイスだけ取り上げてみても、
IEEE 1394×1,IEEE 802.11a/b/g無線LAN,タッチパッド付トラックポイント,
SDカード/MMC/メモリースティック(PRO)/xD-Picture Cardスロット,指紋センサー
と、R61e には付いていないモノがたくさんありますね。
もともとは、R61e の部品取りとして入手したモノなのですが、
「もうすぐ Windows XP のサポートが切れるから、新しいノートPCが欲しいンだ」
と訴えてきた知人のために、手持ちパーツを寄せ集めて組み上げました。
いつもやってる、CPUファンまで開けて埃を取ってグリスアップまでするというレベルの
大掃除を施したら、すっかり新品みたいになってしまいました。
Windows 7 Pro も快適に使えています。
自分でいうのもなンですが、
パーツ代+手間賃でこれだけのモノを手に入れられる知人はとっても!ラッキーマンですね。
‘なんちゃってThinkPad’ な Lenovo G580 を買うにも46,000円ぐらいするンですから。
「そんなことないだろ!G580のほうがどんだけハイスペックなんだよ!」と
スペック厨以外からも怒号が飛んできそうですが、
そーいうお茶目サンはもっともっとほっともっと interface の重要性に目を向けてください。
生産性という点では、速いCPUと大容量のメモリはないよりはあったほうがいいでしょう。
しかし、CPUやメモリの優先度はキーボードの打鍵感や配列の妙、や液晶の目へのやさしさ
などのユーザーインターフェイスより劣るのです。
ユーザーインターフェイスこそが生産性や使用感を決定する最も重要なファクターなのです。
そんなことは、ワタシ以外にも同じ意味のことを主張している人々がごまんといます。
ネットの海の中で納期に追われる合間に息継ぎをするがごとく、
いままさに目の前にある仕事道具についてつぶやいているプロの方々の声を拾ってみてください。
右に出るものはいない、とまでは言いませんが、ワタシはこの人の暑苦しさが好きです。
さて、今回組み上げた ThinkPad R61 に話を戻しましょう。
Lenovo の 初期 ThinkPad R61 には2つの型番があるのですが、それら2種は
光学ドライブの仕様が違うだけです。こちらは、型番: 8932-A16です。
詳細なスペックは こちら を見てください。
このノーマル状態から次のようにアップグレードしました。
■ CPU Core2 Duo T7100 → Core2 Duo T7300
※クロック値向上より2次キャッシュを倍増させて処理に余裕を持たせることが狙いです。
■ メモリ容量 512MB → 2GB
■ Intel WiFi Link 3945ABG(802.11a/b/g) → WiFi Link 4965AGN(802.11a/b/g/n)
■ OS Windows XP Pro → Windows 7 Pro SP1 (32bit)
こうやってみると、R61e より かなり魅力的ですね。世間の人はこっちでしょう。
ですが、それでも、ワタシにとっては R61 より R61e なンですよね。
世間には、僅かながら似たような価値観で生きている人がいらっしゃるようです。
1995年生式の BMW R1100RS の修理レストアのために、
程度の良い 2002年式の R1150RS を部品取り車として購入するという酔狂な振る舞いw
ワタシにはわかりますよ。好きなものは好きなのでしょうがないです。
このことは楠みちはる先生の『湾岸ミッドナイト』が作品で問うテーマの一つでもありますね。
旧車や型落ち世代車両で現行ハイテク車と首都高で並走しようと
いろんな意味で「頑張る」のは、「好きなクルマでないと命を乗せて走れない」からだ、
と劇中ポエムで登場人物に語らせていますね。
パソコンを使うことで死ぬことはありませんが、気分的に乗った状態で仕事をするためには、
「しっくりくる」マシンでないと、という意味では共通するものがありますよね。
これから使う知人にとっても、
この ThinkPad R61 がそういった「よき伴侶」となってくれたら嬉しいですね。
【2014.03.16 追記】
本日、知人に引き渡しました。「もっていたモノ」に移動しました。
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購入金額
3,900円
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購入日
2013年12月30日
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購入場所
ヤフオク!
konbu_chaさん
2014/03/14
激しく賛成です。
Lenoboはいいですよね。
私はタッチパッドはほとんど使わないのですが、誤操作してしまうことは先ずありません。
スクロール キーやPgUp、PgDnまでがブラインドタッチで使えます^^
ジェイソン太郎さん
2014/03/14
コメントありがとうございます。「こっち側」の方ですね。
ワタシも激しく濃度が高いようで隠しきれていないようですね。
運営事務局の中の人にも見抜かれているのか、ノートPCの PREMIUM REVIEW にはとりあえず応募してみるものの選出してもらったことはいまだ一度たりともございません。
「どうせ最後にはThinkPadと比べてオチをつけるンだろ」みたいな先入観を持てれているのかもしれません。そんなことナイのですけどね。イマのLenovoになってからは、忠誠心は落ちているンですけどねー。そんな人、多いのではないでしょうか?
ワタシもタッチパッドついてるR500等のモデルを使っています。konbu_chaさんが仰るように Lenovo のタッチパッドは誤操作もほとんどない優秀な出来具合を持っているのですけど、R61eのフラットで広大なパームレストの「なにも余計なモノがない」感覚が好きなンですよね。手を休めた、ふとした瞬間に使ってもいない突起やボタンに掌の土手が当たってしまう気持ち悪さがイヤです。
イヤなものはイヤでしかないので、R61eのパームレストを小加工して付けてしまおうという企てを温めています。