■ 製品シリーズ ThinkPad R500(このカタログの情報は2009年8月6日現在のものです。)
CPU: Core2 Duo P8400 → Core2 Duo T9600
RAM: 1GB(1GB x1: PC3-8500 DDR3) → 4GB(2GB x2: PC3-10600)
OS: Windows Vista Business → Windows 7 Professional SP1 (32bit)
HDD: 160GB (5400rpm)(シリアルATA/2.5インチ)→ WD Black2
部品取り用に手に入れていたジャンクだったのです。起動しなかったンです。
火事場の馬鹿力というのか、fire fighter’s courage というのか、
キン肉マンだと「火事場のクソ力」というのでしょうか。
「なんとかコイツが使い物にならンかなぁ」の一念で起動させることに成功。
USBポートが原因だったとは盲点でした。
2713A12 が mini PCIe 用スロット不調で内蔵無線LANカードを使えないと判明して、
急遽コイツを WD Black2 PREMIUM REVIEW に救援登板させることにしました。
【2014.03.17 追記】
昨日が モバイル2.5インチデュアルドライブ(SSD+HDD) WD Black2 の
PREMIUM REVIEW 〆切の日でした。
なんとか間に合ってアップできました。
これから、WD Black2 を搭載した、この ThinkPad R500 を自宅内では寝床PCとしても、
他のPC やタブレット に対する母艦としても、運用していきます。
いずれの用途としても、もっぱら自宅の中で使うことになるのですが、
そうはいっても、ノートPCではあるのです。
デカくて重いしバッテリのもちもしれているので、
一日中どこへ行くにも小脇に抱えてといった感じのモバイルにはもともと適しません。
WD Black2 を入れたことによって手荒に扱うことに対する心配の度合いも高くなりました。
しかし、近所のその辺のカフェに持ち出すという
「ぬるいモバイル」用途に対してはノートPCとして戦力になりますね。
本日さっそくやってみましたよ。
電源が確保できて広いテーブルの席に就けるとわかっている場合は、
ThinkPad X200 よりもこちらのほうが快適です。
持って移動する距離がたいしたことないのであればガマンできますね。
今日おじゃましてきたカフェは歩いて5分ですから。
それで、同じ用途に R61e を使っていたこれまでと比べて、
性能の向上以外に良かったことをひとつ記しておきたいですね。
外に持ち出すときは、セカンドHDDアダプターを抜いていける、とうことです。
出先でもミラーリングしたければ、セカンドHDDアダプターだけカバンに入れたり、
もう一方の手に大事に持ったりすれば、データを飛ばしてしまう確率は劇的に下がります。
今日なンかは、抜いて家に置いていきましたヨ。これがいちばん安心です。
帰宅してまたセカンドHDDアダプターをスロットに突っ込ンでやれば、
なにもしなくても『BunBackup バックアップソフト』の「自動バックアップ」機能で勝手に
Dドライブ(WD Black2 の HDD部分)と Eドライブ(セカンドHDD)を同期してくれます。
こうやって ZIGSOW の記事を書いている間に、挿し込んだHDDに
カフェで作ったファイルを書き写してくれるンですね。ラクチンだわ~。
セカンドHDDアダプターを介して HDD を追加しても、その中のファイル/フォルダは
Windows 7 のライブラリに反映されないので弱点でしかなかったンですけどね、ウルトラベイ。
それが、WD Black2 の HDD 部分のバックアップ先となった途端、この仕様のほうが便利に。
リムーバブルである利点だけが加わりました。
とりあえず、WD Black2 の導入が完了して目論見どおり快適になりました。
【2014.03.19 追記】
本格的に使い始めて 10日ほど経ちましたので、使用感など、気付いたところを述べます。
まず、ThinkPad R500 という機種についてですが、マシンパワーは、自分の使い方では
充分ですね。寝床PC,データ母艦として不足はありません。
Core2 Duo T9600( 2コア2スレッド 2.8GHz;L2キャッシュ 6MB;FSB 1066MHz )
メインメモリ 4GB( PC3-10600 2GB SO-DIMM ×2 )
ストレージ WD Black2( 120GB SSD + 1TB HDD )+ 1TB HDD
と、その高いスペックで Windows 7 Professional SP1(32bit)をキビキビ動かしてくれます。
バッググラウンドで Dドライブ(WD Black2 の HDD部分)から Eドライブに
15分ごとに差分バックアップを繰り返していることも、まったく意識しないで済んでいます。
なにより、前寝床PCだった ThinkPad R61e と同じキーボード&同じ大きさの筐体というのが
快適な使用感につながっています。インターフェイス的にマシンを入れ替えた感覚がなく、
ただ内部の機械的なスペックだけが引き上げられた、という感覚ですね。言うなれば、
モスク・ハン博士によってマグネット・コーティングを施されたガンダムの反応速度が
別物になったことにも似た変化、といったところでしょうか。
そして、この 2714A19 には Webカメラ,Bluetooth が装備されているンですね。
これらは ThinkPad R61e にはなかったモノです。Bluetooth については、今後ガジェットや
タブレットとの連携に役に立つことがあるかもしれません。
そうそう、SDカードスロット、これも R61eになかった装備です。
デジカメからSDカードを抜いて直接スロットに挿せることが、
現在USBポートが1つしか生きていない状況(後述)をフォローしてくれています。
もちろん、良いことばかりではありません。
USBポートの配置は R61e のほうが良かったですね。
同じ位置に3ポート並んでいるのは使い勝手が悪い場合もあります。
この個体は、3つのUSBポートのうち2つが死んでいるのですが、この先修理したとしても、
挿すガジェットの大きさによっては差し込み口で干渉し合う恐れがあります。
いまのところ、いっぺんにUSB接続の周辺機器を接続することもないので困っていませんが、
修理をしたうえで対策しないといけませんね。
もう1つ残念なことがあります。こちらのほうがワタシにとってはより大きな損失です。
大きな損失、それは、パームレスト のことです。
R500 には R61e 同様に ThinkPad のアイデンティティというべきトラックポイントが
装備されているのですが、それに加えて、タッチパッドも付いています。ただ、この
タッチパッド、使わないンですよね。もちろん、タッチパッドはOFFにすることもできますし、
ワタシもOFFにしています。タッチパッドに触れてもカーソルは微動だにしませんし、
タッチパッド用のクリックボタンに触れても何も起こりません。
触れても余計な反応が起こらないけれど、邪魔なんですよ、それらの存在が。
特に、タッチパッド用のクリックボタンが邪魔。手首近くの掌の土手に当たって気持ち悪い。
クリックボタンゆえ掌の土手が乗り上げてから「ムニュ」と沈み込んでいく感覚が気持ち悪い。
R61eのフラットで広大なパームレストの「なにも余計なモノがない」感覚が好きなンです。
その前から、ThinkPad 535,535X,535E,ThinkPad A20m,ThinkPad R50e、と
フラットなパームレストが当たり前だったンですから、もう15年以上にわたって、ネ。
手を休めた、ふとした瞬間に使ってない突起やボタンに親指の付け根が当たってしまう、
予期せぬ気持ち悪さに出くわす瞬間がイヤ。
イヤなものはイヤでしかないのです。
なので、R61eのパームレストを小加工して付けてしまおうという企てています。
【2014.03.24 追記】
ThinkPad キーボード カスタマイズ・ユーティリティーをインストールするのを忘れていたので
入れました。「入れました」とあっさり書いていますが、Windows 7/8 用ではないのですね。
レノボが用意しているのは、Windows Vista 用 まで。
でも、Windows 7 にも「あっさり」入りました。ちゃんと機能しています。
報告例を見てたら、Windows 8/8.1 でもイケルみたいですね。良かった良かった。
そんなガチガチにいろんなキーを割り当てることはしませんが、いつも、
ブラウザーの「←(戻る)」「→(進む)」キーだけは真っ先に無効化します。
これで、ZIGSOW にコメントや記事を書いているときにうっかりキーを押してしまって、
書き込み途中のテキストを消してしまう恐れがなくなりました。
こういうユーティリティーって、他社のノートPCでも提供されているのかな?
【2014.04.29 追記】
相変わらず快適に使用しています。
実際に2ヶ月以上にわたって運用してみて、使い方が定まってきました。
運用スタイルは、ほぼ当初の目論見どおりですが、若干変更がありました。
これからは変わらなさそうです。
当初、セカンドHDDアダプター&1TB容量2.5インチHDDのユニットを2組作りました。
これら2組のバックアップユニットを交互に入れ替え万全のバックアップ体制とする予定で、
実際に最初はそうしていました。
ただ、めんどくさい(笑)
めんどくさいこと以上に、ウルトラベイの着脱機構に一抹の不安も感じたのが大きいです。
ThinkPadブランドの基本設計は秀逸であり、全体的にも細部においても
「売り」のひとつである「頑丈さ」は申し分ありません。
毎日開け閉めするLCDユニットのヒンジやラッチの耐久性は素晴らしいものがあります。
ただ、ウルトラベイに関しては余りに頻繁に着脱するのはどうか?と思うようになりました。
本体のシステムボードがスリムドライブのコネクタを受ける部分の端子の耐久性や
ベイを引き出すときに引っ張るバーユニットの耐久性、のことを考えるようになりました。
毎日のように付けたり外したりを繰り返すとそのうち端子の電気的な接続部分が劣化したり、
バーやそのユニットを受け止めるABS樹脂パーツが割れたりしないかな? と。
ノートPCの薄さの中に収める都合、ABS樹脂の平板をそのまま切り出したような薄さです。
「棒状」ではなく「1枚板を切り出したまま」のバーでしかないのです。
外に見えているバーも筐体の底に収まっているクランクパーツも、です。
片方の 1TB2.5インチHDDはふつうのポータブルHDDケースに入れて、
もう少し頻度を下げたバックアップの取り方でいいのではないか?と
すでに、WD Black2 の HDD部分 と 1組のセカンドHDD&2.5インチHDD の組み合わせ
で、データドライブの二重化(擬似RAID)となっていますし。
次期主力デスクトップPCのほうでも、データドライブを RAID1 構成にするということも、
決断を後押しする要因ですね。
ということで、セカンドHDDアダプター&1TB2.5インチHDDのユニットは1組の体制で、
ということにしました。
時々近所のカフェに持ち出すときに外す、ぐらいの着脱頻度ならば不安は一切なくなります。
------------------------------ to be continued ------------------------------
-
購入金額
3,651円
-
購入日
2013年12月24日
-
購入場所
ヤフオク!
名湯さん
2014/04/30
しかし、個体がありすぎるのでしょうが、R500も安くなりましたねぇ( ゚Д゚)
ウルトラベイの機構は、確かに本体のごつさに比べると、ひ弱な感じですね。A30時代の、テンキーパッドみたいなごつさが欲しいところ(笑)
ジェイソン太郎さん
2014/04/30
たしかにいまはR500安いですね。フツーに使うぶんには Core2 Duo にメモリ4GBで何ら不足はないですからね。
いまの中古市場におけるタマ数の多さは、ThinkPader からすれば、大量に生産されたおかげで壊れたら次々と乗り換えていく消耗品となったスコープドッグのような存在になっています。個人的にはありがたい状況ですね。
だから、ウルトラベイのスライダー機構が壊れても換えがきくので、潰れるまで気にせず使っちゃえ、という考えもあるでしょう。一方で、実際には、「しなる」故に、思っている以上に折れない/割れないのかもしれません。