ロジクールのワイヤレスレーザーマウスの中では中堅でしょうか。ＭＸシリーズのような高級品ではありませんが，２０００円程度のエントリー機種とも違い，そこそこの高級感と日常使用では十分な機能を備えています。

　まず，マラソンマウスという名前の由来どおり，本当に電池持ちは良いです。メーカー公称で最大３年間電池交換不要とありますが，確かに，いつ電池交換をしたか忘れるほどです。

　また，中央にあるスクロールボタンは，その側にあるスイッチでスクロールのパターン（素早く流れるスクロールと適度に減速しながらのスクロール）を変えることができます。右脇にある進む・戻るボタンを使えば，ブラウジングの際にページを小気味よく切り替えることができます。何よりもその手になじむデザインが秀逸で，大きすぎず小ささ過ぎず，手にぴったりとなじみます。

　もっとも，耐久性という点ではやや問題があり，前の機種は，使用して４年目入る辺りからボタンの反応（特にスクロール）が悪くなりました。電池を交換したり，ブロアでほこりを取ったりしましたが，改善せず，寿命だと諦め，今回の買い換えに至りました。

　その際，他のマウスもいろいろ検討しましたが，一度このマウスを使ってしまうと，他のものに移る気がしないということで，結局，再び，同じマウスを購入することになりました。せっかくですので，開封からセットアップまでをレビューすることとします。

　まずはパッケージですが，こんな形で入っています。

　説明書は素っ気なく，というか図面だけです。詳しくはホームページからダウンロードしてくださいとのことですが，カスタマイズせず普通に使うだけなら電池を入れてワイヤレスレシーバーをＵＳＢ接続すればすぐに使えます。 

　これは，開封して取り出したところです。向かって左が今回購入したもの。右側がこれまで使っていたものです。右側はさすがに年期が入っていてロジクールのロゴがほとんど消えてなくなっています。型番としては今回のがＭ705t，従前のがＭ705ですが，底に印字されている型番はどちらも無印のＭ705となっていました。見る角度によって形が違って見えますが，同じ形です。エルゴノミクスデザインなので，複雑な曲線となっているようです。

　新しいマウスをセットしたところです。当初は横着をして，古いマウスのレシーバーがそのまま使えないか試しましたが，反応せず，新しいマウスについてきたものに差し替えたら無事動きました。さすがに新品，以前のきびきびした動きが戻り，大満足です。マウスのすべりはやや固い気もしますが，そのうちなじんでくるでしょう。　

（２０１８年２月　追記）

　購入してから2年半が経過しましたが順調に動いています。電池もまだ交換しておらず、マラソンマウスの面目躍如といったところです。

（２０２１年９月　追記）

　さすがに購入してから５年経つと、動きが悪くなってきたので、３代目を購入しました。形状は変わっていませんが、型番はM705ｍとなり、ロジクールのロゴが変わりました。