1990年にコナミから発売されたファミコン用のシューティングゲーム(移植作)。
『パロディウスだ!』は1990年に稼動を開始したアーケードゲームで、本作はそのファミコン版です。『パロディウスだ!』は『パロディウス』シリーズの第2作にあたり、第1作は1988年にMSX用に開発されました。その名前からも分かるように、『パロディウス』はコナミの代表作『グラディウス』のパロディ作品です。
プレイヤーは、タコ(本作の主人公)・ビックバイパー(『グラディウス』の戦闘機)・ツインビー(『ツインビー』の主役)・ペン太郎(『けっきょく南極大冒険』に登場するペンギンの息子)から自機を選択し、全7ステージの制覇を目指します。強化システムは『グラディウス』を踏襲していますが、『ツインビー』のパワーアップベルも採用されており、ベルの色に応じて特殊攻撃ができます。
選択できるキャラ(機種)はそれぞれ特徴が異なりますので、同じステージであっても、違った攻略パターンを体験できることが本作の魅力です。また、スタート時に難易度を選べますので、シューティングゲームが苦手でも楽しめるかと思います。さらに、クラシック曲がBGMに使われている点も忘れてはならないでしょう(この点は、ファミコン初期を思い起こさせます)。
機種選択
最後に残念な点を指摘しておくと、画面のちらつきと処理落ちの2点が挙げられます。これらはファミコンの性能上仕方がない面もありますが、それでもプレイしていると非常に辛いものを感じます。また、アーケード版で登場する「ちちびんたリカ」(露出度の高い女性キャラ)が「ミス・ミシタリーナ」という健全なキャラに差し替えられてしまったことも、一部のユーザーにとっては不満点と言えるかも知れません。
■ スーパーファミコン版のご紹介
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購入金額
5,800円
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購入日
1990年11月30日
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購入場所
Schrödingers Katzeさん
2014/01/16
なんとなく、スタッフロールも外注っぽいですし、時期を考えれば「出来として気合が足りない」作品です。
逆に、制限をはずして、エミュレーションさせたりすると、マシになる感じで、「本当に制限を越える気が無い。」というか、「あんまり考えずに入りそうなものをそのまま入れた」感じになってます。時代的な水準を考えると残念な状況です。
ほかの機種への移植は、機種ごとにいろいろ頑張ってるんですけどね。
X68000への参入の試金石にちょっと処理の重めなこれを選んだなんて話もあるので、移植元はそれなりのパフォーマンスを必要とするゲームです。
クラシック曲は元祖の特徴点でもあるので、それを引き継いだものでしょう。
元祖はリリースまでの期間が一ヶ月とか二ヶ月とかって話でしたし、元は社内で冗談で作ってたなんて話もあったような。コナミのゲームの曲もフレーズで混ざってるのも特徴ですね。
退会したユーザーさん
2014/01/16
私はゲームは知りませんが、パチンコで
パロディウスを打っていましたよ。(笑)
千里一歩さん
2014/01/16
>グラディウスIIを考えると~
ファミコン版の『グラディウスⅡ』が凄すぎただけに、より一層酷さが目立ちますよね。ほぼ同時期(約1か月後)にSFC版の『グラディウスⅢ』が登場しているので、そちらに注力した結果なのかも知れませんが……(コナミのSFC参入第一弾でしたし)。
>X68000への参入の試金石~
『マイコン BASIC Magazine 1992/4号より~X68000版「グラⅡ」対談~モアイ佐々木VS山下章』という記事の抜粋を見つけました。こちらによると、本命は『グラディウスⅡ』で、そのために『パロディウスだ!』で小手調べをしてみたという趣旨のコメントがされていますね。
>クラシック曲は元祖の特徴点でもあるので~
リリースまでの時間が短かったことが一番の理由でしょうが、『けっきょく南極大冒険』のペンギンも操作キャラに含まれているので、そこからクラシック曲でいいやって感じになったのかも知れませんねw
千里一歩さん
2014/01/16
パチンコやパチスロが堂々と楽しめる年齢でしたら、「ちちびんたリカ」の過激な衣装もまったく問題にはなりませんねw
かげちゃんさん
2014/01/16
千里一歩さん
2014/01/16
移植の順番で言えば、ファミコン版が最初に発売されているんですよ。その次がゲームボーイ版で、3番目にX68版です。これら以外にも、PCエンジン版やスーファミ版、PS版やSS版なんかもあります。
パッチコさん
2014/01/17
千里一歩さん
2014/01/17
X68版は、MIDI対応のおかけで、アーケード版よりも高音質を楽しむことができたみたいですね^^;