ミラキャスト対応製品を目にする度、ケーブルレスが大好きな私は気になっていたのですが自分の持っている製品が使えるのか自信が無く手を出せないでいました。
※ミラキャスト(Miracast)とは Wi-Fi通信によるディスプレイ伝送技術の事
Androidでは 4.2で対応されたとしていますが、実際に対応しているかどうかは製品によって異なります。
うちにある Android端末で、バージョン的にも対応していそうなのは下記の製品です。
それぞれ
Xperia GX:Android 4.1.2
個別に Miracastに対応したと報道有
Nexus 7(2012):Android 4.4.2
2012版で動作したという話を聞いたことがない
REGZA Tablet AT703:Android 4.3
本命?
そして、見落としていたのですが Windows 8.1で Miracastに対応していたそうで、購入時に Windows 8.1だった VivoTab Note 8なら大丈夫だろうと購入に踏み切りました。
※【清水理史の「イニシャルB」】 Windows 8.1の新機能、「テザリング」と「Miracast」を試す - INTERNET Watch
外観&設定
まずは外観と接続手順を説明し、上記製品群の対応可否を最後に示します。
表紙・裏表紙を含め 44ページの説明書が添付されていますが、各国語の説明になっており日本語のページは見開き 1ページ(2ページ分)だけになっています。
本品の説明だけで実際に Androidや Windowsから出力する方法など記載されていないので、自分で調べる必要があります。
ドングルという事で製品ページの画像を見ると小さそうに見えますが、キャップを閉めた状態で 111mmあり、意外と大きいです。
そのためか、90度曲げるアダプタが付属しています。
ただし HDMIの端子は向きが決まってしまうので、接続するディスプレイやテレビによってはこのアダプタは使えなさそうですね。
側面にある microUSB端子は電源供給だけに使用します。
HDMIからの電源供給だけでは電力をまかなえないようで、電源供給は必須のようです。
リセットボタンには二つの機能があり、5秒以上押すとファームウェアの更新、10秒以上押し続けると工場出荷状態にリセットされます。
この時点ではファームウェアの更新と言われても、設定も何もしないでどうやってファームウェアを持ってくるんだ?と疑問でしたが、接続してみて解決しました。
ファームウェアバージョンアップ
まず、ディスプレイの HDMI端子に接続し、microUSBから電力を供給してやると画面が表示されました。
Androidの接続をイメージしている画面が流れます。
※前二つの画像が待機中に流れている画像で、接続時に三つ目の画像が
表示された後端末の画像が表示されます。
早速ファームウェアのバージョンアップをするために、リセットボタンを 5秒以上押してみると本体の LEDが赤く点灯し、画面にはファームウェアアップデートを促すメッセージと共に SSID、URLが表示されました。
どうやらドングルはサーバ機能を持っており、接続した端末よりファームウェアのファイルをアップロードするようです。
(映り込みが激しいため、ディスプレイ画面表示は割愛させていただきます)
今回 Winタブより SSIDに接続し、URLにアクセスしてみるとファイルのアップロード画面が表示されました。
[参照]をクリックし、あらかじめ ASUSのサポートサイトよりダウンロードしておいたファームウェアファイルを指定します。
(私の場合はここにきて初めてファームウェアを先にダウンロードしておく事を
知り、あわてて用意しました(^^;)
※ASUS Miracast Dongleサポートページ(ダウンロード)
[Upload]をクリックするとファイルのアップロード&アップデートが始まり、次の画面に切替わります。
ディスプレイの画面はアップデート後、再起動され最初の待ち受け画面が表示されます。
後は端末から接続してみるだけです。
端末からの接続
Android端末からの接続は、端末によって若干変わりますが、基本的に[設定] - [ディスプレイ] - [画面のキャスト]から行ないます。
ということで、まずは Nexus 7(2012)から接続してみました。
やっぱりというか、残念ながら[画面のキャスト]項目は表示されましたが、やっぱり接続できないようです。
続いて Xperia GXです。
こちらは Android 4.1のため独自で対応しているので場所が変わります。
[設定] の中に [Xperia] という項目があり、そちらから辿ります。
[スクリーンミラーリング] を開いたら、後は指示通り進みます。
こちらも残念ながら、接続する事が出来ませんでした。
ASUS Miracast Dongleは、Xperia GXがミラキャストに対応した時に発売されていなかったので無理かと思っていましたが、その通りになってしまったようです。
続いては Android端末本命?の REGZA Tablet AT703です。
こちらの端末も独自対応なのか、接続方法が異なります。
[設定] - [ディスプレイ] - [ワイヤレスディスプレイ]を選択します。
続いて表示された画面の右上にある「ディスプレイ検索」をタップし[ON]にします。
すると使用可能なデバイスに本品が見つかるので、名称をタップします。
まずはペアリングがなされ、使用可能な状態になります。
(ここではまだディスプレイに表示されません)
更にここで名称をタップする事で、無事ディスプレイにミラーリング表示されました\(^o^)/
(映り込みが激しいので割愛させていただきます)
AT703で接続を解除するには、右の方にある設定ボタンをタップします。
こちらをタップすると名称変更と切断が行なえますので、[切断]をタップする事で接続が解除されます。
最後に今回購入を決めた VivoTab Note 8です。
Windows 8.1からは設定チャームを開き、[デバイス]を選択します。
続いて[表示]をタップします。
「ワイヤレスディスプレイの追加」をタップしデバイスの追加を行います。
「デバイスの選択」で見つかった名称をタップします。
PINコードの入力を求められるので、Miracast Dongleを接続しているディスプレイに表示されているコードを入力し[次へ]をタップすると無事ミラーリング表示されます。
Windows 8.1では一台のディスプレイと認識されますので、ミラーリングの他、拡張表示なども行えます。
多少遅延表示されているかな?という程度で、通常使用する分にはワイヤレス接続させている事を感じさせず表示されています。
そして、二回目の接続以降は [デバイス] - [表示] にディスプレイ名称が表示されますので、こちらをタップすればすぐに繋がります。
接続状況結果
ということで、以上 4端末で試してみたところ以下の通りの結果となりました。
Xperia GX : ×
Nexus 7(2012): ×
REGZA Tablet AT703 : ○
VivoTab Note 8 : ○
期待を裏切って古い Android端末が接続できると面白かったのですが、予想通りの結果でした。
実は私の当初使用目的と考えていた内容では AT703と Vivotab Note 8はディスプレイに接続する予定はないので、あまり使い道は無いんですよねぇ(^^;
用途としては XperiaとNexus 7、dtabで見ている dビデオを大画面表示させるのにケーブルレスで出来たらと考えていたので、しばらく本品はしまっておく事になりそうです。
ん~、チャレンジWEBをいつも見ているテレビに表示させれば、息子はもっと積極的に取り組むかなぁ。
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購入金額
8,980円
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購入日
2014年03月31日
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購入場所
ヨドバシカメラ
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