Intel Z87チップセット搭載マザーボード”Asus Z87-PRO (V/EDITION)”です。
以前、在庫処分品を低価格で見かけたときに予備パーツとして捕獲しました。
●ASUSTeK Z87-PRO(V/EDITION)
Asus製のZ87チップセットを搭載したマザーボード。
V/EDITIONとはZ87-PROから無線LAN機能を省略したモデルです。
AsusのZ87マザーボードのラインナップではミドルレンジの製品です。
<主なスペック>
・Intel Z87
・DDR3メモリ×4(最大32GB)
・PCIe 3.0 x16×2、PCIe 2.0 x16×1、PCIe 2.0 x1×4
・NVIDIA SLI/AMD CrossFireX
・DisplayPort 1.2×1、HDMI×1、DVI-D×1、D-Sub 15ピン×1
・SATA 6Gb/s×8
・1000BASE-T(Intel製チップ)×1
・USB 3.0×8、USB 2.0×8
・DIGI+ Power Control 12+2フェーズ
・EPU、TPU、Fan Xpert 2、4-Way Optimization
<動作テストのパーツ構成>
・CPU:Intel Core i3 4350T 3.1GHz
・クーラー:Intel Core i5用リテール
・MEM:CFD W3U1600HQ-8GC11 DDR3-1600 8GBx2
・SSD:Intel SSD 320 120GB
・電源:FSP FSP700-80EGN
・OS:Windows7 Pro SP1 64bit
●USB BIOS Flashback
BIOSが古いようでHaswell RefreshなCPUではBIOS画面までたどり着けませんでした。
そこでマザーボードのBIOS復旧機能の”USB BIOS Flashback”を利用して最新BIOSを書き込んでみたところ無事起動できました。BIOSを飛ばしてしまった場合にも対応できるのと、BIOS書き換えのためだけに旧CPUを購入しなくても良いので助かります。
●感想
動作テストを兼ねて4k表示周りについて実際にできるのか検証を行って見ました。
Core i3-4150 (HD Graphics 4400)で4k60fps表示を確認しました。(ネットでは HD 4600以上で対応という情報を見かけましたが同じコアのHD 4400も表示できるようです。)
消費電力は最小構成で27W前後、メモリの消費量は720pの動画再生時で2.7GB程度。この程度の負荷率ではファン(リテール Core i5用)も特に高回転になることはありませんでした。
PCIバスを搭載していたらパーツ検証用PCに投入できたのですがPCIバスなしのため引き続き予備パーツとして保管する予定です。
ハイエンドよりな製品ということで、電源周りも強力で12+2フェーズとOCにも十分対応可能。DisplayPort 1.2を利用したiGPU(*HD Graphics 4400以上)で4k60fps出力に対応できるのは魅力です。
Z97との比較では細かい仕様を覗けばBroadwellのCore i7-5775Cに対応できない点が一番の違いでしょうか。Broadwellは割高なのでコストパフォーマンス重視なZ87とは対照的な製品になるので問題ないとは思いますが、強力なiGPUを使ってみたいユーザーは注意が必要です。
その他の注意点として、BIOSが古いとHaswell Refreshでは起動できないわけですがUSB BIOS Flashback機能のおかげで回避できます。ハイエンドよりな製品に多いPCIバスの無い仕様については拡張カード類を新しくしているユーザーなら問題ないはずです。
Core i7-5775Cを投入する予定が無い場合、Z97マザーより安価で入手可能なZ87系マザーはコストパフォーマンス的に魅力です。中古や在庫処分などで低価格で見かけたらお勧めです!
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購入金額
6,500円
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購入日
2015年頃
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購入場所
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