ダイナミックにこだわる。
ゼンハイザーのイヤホンを見返してみるとエントリーからフラッグシップまで全部ダイナミック型です。
ゼンハイザージャパンにはダイナミックにこだわるメーカーのこだわりがわかる文があります。
以下 http://www.sennheiser.co.jp/sen.user.Special.html より引用です。
長年、ハイエンド・ヘッドフォン開発に携わってきたシニア・アコースティック・エンジニアのアクセル・グレルは語ります。
「バランスド・アーマチュア・ドライバーを採用したマルチウェイ機は、低域用、高域用それぞれにドライバーを用意することになります。確かに、再生周波数によるレンジが広がるなどのメリットはありますが、特性の異なる二つのドライバーで一部の周波数帯を同時に再生してしまうことになります。これが音の歪みへとつながってしまいます。バランスド・アーマチュア・ドライバーは、最高のサウンドへの弊害となる不安要素も持っているのです。
その一方でダイナミック・ドライバーは、ひとつのドライバーで全ての周波数帯をカバーすることになります。つまり、バランスド・アーマチュア・ドライバーによるマルチウェイ機で生じる「再生周波数帯の重なり」に起因した歪みは、一切発生することがありません。ひとつのドライバーで広い帯域をカバーできるのであれば、それだけ純度の高い再生が可能となるのです。こうした高品位なダイナミック・ドライバーの開発は、長らくヘッドフォンを開発してきたゼンハイザーだからこそ可能となったといっても過言ではないでしょう」
IE8の後継として
IE80は純粋なIE8の後継機というわけでIE8とどこが変わってどこが変わっていないのかに絞って紹介したいと思います。
↓ IE8はこちらです。 ↓
左がIE8。右がIE80。
IE8から変わっていない部分
1. ボディの基本形状
ボディ形状はIE8と全く同じで装着方法も全く同じです。
2. 低音調節ネジ
低音調節ネジもIE8から受け継ぎました。
3. 柔らかく広がる空間表現
柔らかく滑らかに広がる音場感はほぼそのままです。
音楽が魅力的に聞こえる。そんな音作りは変わっていません。
. 付属品
イヤーピース4種類10ペア、ケース、クリーニングツールがついています。
IE8から変わった部分
1. ハウジングのアルミプレート
ハウジングの外に向いている部分がボディ一体のグレーの樹脂からアルミプレートに変更になりました。これにより質感が向上しました。
2. 明瞭感のある音
IE8と比べるとIE80は高音域もしっかり出るようになり明るさが増しました。
また、音の輪郭がはっきりとしています。
3. 低音調節ネジの効果
IE8は低音調節ネジを回して増やしていくと低音の波が押し寄せてくると表現しましたが、IE80の場合はベースが心地よく聞こえる程に抑えられています。ですが、効果の出方としてはIE80の方が強く出ています。
4. ケースの中身
付属品ケース自体の形状に変化はありませんが中身のウレタン部の形状が変わりました。
この変化はIE7の後継機が登場しなかったことでIE8の時にはあったIE7用のスペースが不要になって廃止し、IE80にぴったり合うように変更したんだと思います。
左がIE8のケース。右がIE80のケース。
IE80とは。
魅力的であったIE8のサウンドに更にクリアな中高音域をプラスした正常進化版だと思います。
数字部分が10倍になっただけの進化を感じました。
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購入金額
27,800円
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購入日
2012年04月23日
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購入場所
eイヤホン(中古)
がじおさん
2014/04/24
ものすごい数のイヤホン、ヘッドホンをお持ちなんですね。
びっくりです。(^^;;
これからも楽しみに拝見させていただきます。
tomudehanaiさん
2014/04/24
コメントありがとうございます。
結構いろいろ買ってるなと書きながら思ったりしています。