先月にAmazonで買ったコクヨのグルーレスハサミ。
これがホントに良い製品で、結束バンドも分厚いダンボールも、軽い力でシャクシャクと切り分けることができます。
牛乳パックを資源ごみとして出す前に切り分けるときなど、とても重宝しております。
で、家内が「ちょうだい」ですと。
同じハサミを買おうかな?
とも思いましたが、プラスにも良い製品があるとのことで検索しました。
スペックから良い切れ味を想像したのですが
コクヨのエアロフィットサクサチタン・グルーレスハサミの特徴として
刃の部分が直線で構成されている従来品と異なり、コクヨのサクサはアーチ状です。
このカーブは、ハサミを開いた時から閉まる時まで、ほぼ同じ刃の開き角度を維持するための工夫。
これは良い工夫。
グルーレス刃というのは、刃の接触部分を最小限に抑える構造を持つ刃。
グルーとは、英語のglueを指していると思われますが、接着剤のことでしょう。
ガムテープやセロテープを切り分ける時に、テープがハサミにくっついてしまう事を避けるための工夫。
これも良い工夫。
チタンコーティングを施した刃先は、ノンコーティング刃はもちろんテフロンコーティング刃と比べても、長い期間の切れ味を保証してくれます。
僅かな価格差なら、ここも譲れません。
皮膚の薄い家内が評価しているのは、エアロハンドルと呼ばれる固さの少ないハンドル構造。
牛乳パックを連続して切り分ける時に「ありがたく」感じるようです。
使用感の良い樹脂製キャップが付属していました。 あれば安全ですし、不注意で落下させてしまうことを想定すると、あればより安心です。
これらをほぼ同価格で網羅した製品を探して、行き着いたのが
プラス フィットカットカーブ プレミアムチタン 左右非対称プレミアムブルー 34-553
アーチ刃は、ベルヌーイ曲線で構成。
グルーレス刃は、コクヨのそれと異なり、柔らかく三次元的に凹んだ成形が施されています。
チタンコーティングは青色でサイバー感が漂います。
ハンドル部はコクヨのそれとは異なり左右非対称構造ですが、利き手は選びません。
樹脂製キャップは裏表が存在するので、戻す時に確認する必要があります。
名前シールを貼るための窪みがありました。
価格はコクヨが518円だったのに対して、プラスは595円で、ほぼ同じです。
普通よりちょっと良いハサミ
切り絵は試していません。
転写シールの縁取りを精密に切り分けることもしていません。
髪の毛を切ることも。
ただ結束バンドを解いたり、ダンボールを切り分けたり。
牛乳パックを開いたりしただけです。
少なくともその用途で比較する限り、
コクヨの圧勝です。
より小さな力で切り分けることができましたし、掌に伝わる「良い刃物」感も断然コクヨの圧勝。
もし店頭で試すことができるとしたら、誰もプラスのハサミは選ばないと思いました。
先にプラスのハサミを買っていたなら、600円でこの切れ味は秀逸だな と納得していたでしょう。
でもコクヨのサクサを知っている身としては後悔が残ります。
価格もコクヨの方が安いんです。
左右非対称の昔からある形をご所望なら、コクヨにも用意されています。
私としてはコクヨを強く推します。
プラスのこれは、普通に良いハサミですが、オススメしません。
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購入金額
595円
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購入日
2016年10月20日
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購入場所
Amazon
cybercatさん
2016/10/21
たしかに持ち手のところはコクヨの方が考えられている感じがしますね。
フェレンギさん
2016/10/21
納得して買いました。
cybercatさんに責任を押し付けることはしたくなかったので書きませんでしたが、、、。
持ち手の好みもあると思いますが、刃物自体の切れ味に相当な差を感じました。
アマゾンレビューでは個体差の報告があるので、お持ちの製品とウチのハサミとが同じ切れ味なのか? それは判りかねますが、当家比では ホントに大きな差があったので
このようなレビューになりました。