KAOさんのレビューで知ったコクヨのハサミ。
書店勤務の方が絶賛されるということは、
毎日運ばれてくる雑誌を束ねている結束バンドを切断したり
ポップで使われるであろう模造紙を丁寧に切り分けたり、
力仕事から繊細な作業までを一手に引き受けてくれる逸品であることが判ります。
リンク先のAmazonに飛ぶと、想像していたよりうんと安かったので買いました。
ありがとね~KAOさん、イイもん教えてもらったわ。
冷戦中なら数千円したかも
米ソ冷戦が終わり、連邦の原潜造船システムが立ち行かなくなると、一気にチタン合金の相場が下がったことを思い出しました。
パナソニックが10万円台のチタンフレームバイクを売り出したのもあの頃だったと。
このコクヨのハサミは刃の部分にチタンコーティングが施されています。
コーティングとはいえ、チタンですから。
冷戦中なら数千円の価格が付いていたかもしれません。 少し大袈裟でした、スミマセン。
ただチタンコーティングを施しているだけでなく、刃先の形状も考えられており、先端部分はカーブを描きます。
ハイブリッドアーチ刃と呼ばれていますが、先端部分は尖っていないので、不慮の事故が起こる確率は減ると思います。
見た目より飾り切りも行いやすく、ハンドルを最後までパチンと閉めても紙断面がギザギザになりづらい形状だと感じました。
力学的に計算されているのでしょうが、少ない力で固いダンボールを切り開くことができました。
この軽い操作感に役立っていると思われるのが、エアクッションが内蔵されているハンドルです。
写真では2重構造になっているのがおわかりになると思いますが、内側のアーチと外側のそれとは異なる樹脂で成形されていました。
内側のかまぼこ型樹脂は、外側のそれより数段柔らかいものですので、それが変形することで
指に掛かる負担を軽減する仕組みでした。
また樹脂部に埋め込まれている金属部は普及型に比べて深いところまで伸びているので、固いものを裁断する時に効率よく力が伝わるそうです。
姉妹品にアーティスティックなデザインのウェーブハンドル仕様もありますが、職場に置く用途を考えると左右対称で利き手を選ばない通常モデルが良いと考えました。
刃の接する部分を最小限に押さえた「グルーレス構造」なるものが採用されています。
刃先の拡大写真を御覧ください。
ハサミの刃自体は、ハイブリッドアーチ刃の数%部分だけで、ペティナイフの様な形状の刃先のほとんどは一段凹んでいます。
切り分けたガムテープが刃先にくっつきづらいのは この凹みが効いています。
もちろん凹んだ部分とガムテープがくっつくこともあるのですが、フッ素コートが施されているため、やはり簡単に剥がれるんです。
個人的には切れ味のためのチタンコーティングより、
くっつかないフッ素コートの方にメリットを感じました。
使用しない時は標準装備のキャップがあります。 これもパチンと納まる良い形状です。
やっつけ仕事ですが、少しでも使用感をお伝えすべく動画を用意しました。
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購入金額
480円
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購入日
2016年09月27日
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購入場所
Amazon
cybercatさん
2016/09/28
つ
タコシーさん
2016/09/28
PLUSの鋏なんですが、フィットカットカーブが特徴みたいです...
頂き物なので自慢にはならないですが....
でもこのハサミの悪口を言うと真っ直ぐ切るのが難しいですよ 慣れでしょうけど...
なんか コクヨ VS PLUS でハサミバトルですかね
http://www.jmuto.info/2014/01/battle-of-kokuyo-vs-plus-sc...
フェレンギさん
2016/09/28
ご自慢のハサミをお持ちなんですね〜。 ハサミバトル勃発ということです。
実は実家に30年を経ても切れ味が変わらない京セラセラミックハサミがあるんで、次はそれをご紹介するかもしれません。
30年切れ味が変わらないというのは、最初からそんなに切れない ということの裏返しです。
でも長持ちしてますわ〜。
atsuo@tokyoさん
2016/09/29
ほんとに切れ味良いし、粘着テープが貼りつかないので重宝してます。
非常に細かい指摘なのですが、型番の「PT250DB」と「PT250DM」最後のアルファベットの違いは色の違いでグレーだと”M”の方ですね。
しかし、”B”は Blueの略だと分かるのですが、”M”は何の略だろう?
フェレンギさん
2016/09/29
Mって謎のイニシャルですね。
なんにしても気に入っております。 もっと早く買えばよかった。