SilverStone製のブラケット装着型CMOSクリアスイッチ。
要はマザーボード上のクリアジャンパの代わりにこのスイッチを接続すれば、ケースの背面からリセット操作を行えるというもの。
しっかりとしたパッケージに収められ、多言語マニュアルもある。
本体はピンヘッダに装着できるスイッチをブラケットに出しただけだのシンプルなアイテム。
ピンヘッダは1+2ピンになっており、NOMAL状態では1・2がショート、CLEAR状態では2・3がショートするというカタチ。まあ見れば判るほど単純だが逆を言えば応用もしやすい。作りもしっかりしている。
そしてCMOSクリアに使うと言うわけで誤って押したら大変、しっかりとカバーがついている!
赤いフタをあけてスイッチをカチッ!いかにもリセットって感じがしてたまらない。
実際背面にクリアスイッチがあるのは便利なもので、最近は標準でI/Oパネル部にクリアスイッチを備えるPCも多い。MSI Z77A-GD55は細いピン等を押し込むタイプだが、ASRock X79 Extreme6なんかは赤く光る大きなスイッチがついている。とはいえCMOSクリアがあまりに押しやすいスイッチであると間違って押す事が怖いので、MSIくらいでちょうどいいのだが。
という訳で実用性という意味でもフタ付きスイッチというのはいいチョイス。また1・2と2・3の状態を保持して切り替えられるという事で、特にIntel製マザーとの相性は抜群。
手持ちのIntelマザー(DH77DF&DQ77MK)はリセットジャンパの動作が少々特殊で、2・3がショートした状態だと強制的にBIOS設定画面に行く「セットアップモード」になるのでこのような切り替えスイッチはピッタリ。
私が入手したものは箱が傷んだワゴン品だがそれでも980円。実際の販売価格はもう少し高かっただろう。しっかりとした作りとパッケージを見れば納得できる値段だし、かゆいところに手が届くのは事実。しかしそこがかゆい人は少ないし、更にわざわざ1000円以上する専用パーツを購入してまで改善を図る人がどれだけ居るのだろうか。
そして更に、先述の通り同様の機能を備えたマザーが多く登場してしまったのがSST-CLEARCMOSにとっての不幸だった。OC向け・上位マザーの付加機能の一つとしていくつものマザーに用意されている辺り「ケースを開けず背面からCMOSクリアする」需要は確かにあったのだろうが、マザーボード側に実装されしまうと完全にコイツの存在意義は無くなってしまう。
ピンヘッダに繋げる背面出しのスイッチとして、他の用途に応用できそうなのが救いだが。
以前登録したBitFenixのLEDコントローラに比べれば格段に実用性はあるのだが、やっぱりドレスアップパーツになってしまいそうな感がひしひしと。
ところで、ケースメーカーのSilverStoneが出すだけあって、対応ケースならブラケットを消費せずにこのスイッチを装備できる箇所が用意されているそうだ。この製品はブラケット装着型ということで汎用性があるのが救いだが、もしブラケットが無く対応ケース専用のオプションだったらそれこそ究極のドマイナーパーツになってしまっていただろう。
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購入金額
980円
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購入日
2013年06月20日
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購入場所
Sofmap
cybercatさん
2013/08/28
そもそもそこがかゆくなるヒトが少ない上に、かゆくなる確率も(普通なら)少ないw
notokenさん
2013/08/28
OCで遊ぶ場合とかは便利そうですが…。
てか、BIOSクリアするときは電源を切断する必要が有りますよね?
タコシーさん
2013/08/28
確かPEN3の頃かな、ずいぶんやりましたが.....
OCでやったんですね ハングアップ..
ふっけんさん
2013/08/28
yachさん
2013/08/28
見えない所もドレスアップ。
本当のお洒落さんとはそういうものです。
下小川さん
2013/08/28
OCや特殊構成だとPOSTさえしなくなったりするので、私は面倒になると結構リセットしちゃうんですよね。最近だとFASTBOOT系の機能をオンにしてでUEFIに入れない状態でOS起動不能になったときとか。
とはいえ普段は1スロット無駄にするのでUSBとかついてたらよかったですね~
でもフタ付きスイッチはなんかカッコイイから良し!
CR-Xさん
2013/08/29
昔はモデムのバックパネルにスライドスイッチ付けて作ってましたねー。
下小川さん
2013/08/30
押したらやばいぞ!やばいぞ!って感じで。
これも機能的には自作するのは簡単そうなアイテムなんですが、ピッタリのフタは自作しにくいのでフタにこそ価値があるのかも…?
いっそフタがあるなら押しボタンでもよかったかも?