私にとって初めての本格的なPCケースになるANTECのP280窓有です。
先日激安ケースを買ったばかりですが、欲しかったP280の窓有が特価だったので買ってしまいました。
まず届いての感想。箱が重い!!
いままで6-7kgのケースばっかりでしたので本体だけで10.2kgのP280は非常に重く感じました。
ケースの作りに重さがすべてではないですが、非常にがっしりしていると思います。
事前に側板がペラペラとか聞いていたのですが、片側あたり2キロ以上(目盛りが振り切れて計れませんでした)あり、相当しっかりしていたのが嬉しい誤算でした。
事前に集めていたP280情報と異なる点がいくつかあったので記載します。
1)フロントパネル系のケーブルが短いと聞いていたが、裏配線しても余裕の長さ(裏で迂回させています)でした。mATXだからではなく、写真の電源の上あたりにあるHDオーディオの配線を見てくださればわかるとおり、XL-ATXでも十分な長さでした。
2)HDオーディオケーブルとAC97ケーブルと聞いていたのですが、AC97は除外されていました。AC97自体何年も見かけていない旧規格なので問題ないと思います。
3)USB3.0のピンヘッダ接続ケーブルがUSB2.0にも繋げられるように分岐で2.0ピンヘッダ一体型になっていました。USB3.0がないマザーでも変換コネクタなど使わずそのまま2.0でも使えます。フロントポートの4ポートの内2つある3.0ポートが無駄にならずに済みますね!
発売から2年たとうとしているP280系統ですが、細かい改良は行われていた様子です。
組んでみての感想は、とにかく精度がいい。どのチリもピタッと合いましたし、ケース自体にバリなどのがっかり要素は全くありませんでした。剛性面も骨組みだけの状態でもまったくぐらついたりはしません。
裏配線を適当にやっておいたのですが、裏面スペースの奥行きが2.7cmほどあり、ケーブルホールの位置も豊富にありますので非常に簡単でした。私程度の裏配線ならだれでもすぐできるはずです。
私はMATXですが、ATXマザーでCFXやSLI組んでる方でも同様に配線の取り回しに困ることはないと思います。余談ですが、XL-ATX対応のこのP280、実はE-ATXにも(ほぼ)対応しています。メーカーに確認したところ、E-ATXの場合横方向が320ミリまでならば搭載可能とのことでした(横320ミリあれば市販されているE-ATXマザーの大半が搭載できることになります)
ATX12V-4ピンだけは延長ケーブルを使いました。またATX24ピンは延長してませんがギリギリでした。
ケース自体が大きいので仕方ないですね(使ってる電源のケーブルが長くない点も理由ですが)
今回の購入個体での不良点を書いておきます。
当初ついていた3個あるケースファンのうち2つが不良品でした。1つは軸が斜めになっており、ファンのフレームをこすりながら回転していること、もう1個はファン付属の速度切り替えSW(600/1200)が効かない為1200固定になる点です。
ケース付属のファンに品質を求めるなと言われるかもですが、このANTEC純正Two-Coo120は、切り替えSWが本体のバックパネルに接続されているため、市販FANに変える場合外した後にSWサイズの穴が残ります。塞ぐ手間や見た目的、また付属ファンを使う前提でケースを選ぶ人もいると思いますので、この辺の品質管理はメーカーにも頑張ってほしいとは思います。P280は特にケース自体の品質が素晴らしいだけに。
元々純正のFANは使わず、すべて自分で用意したものを使う気でしたので、個人的には問題とはならないのですが、一応この不具合は代理店のリンクスさんにメールだけはしました。
そういうわけで用意した静音系FANを取り付け(7個)。
ケースのエアフローは全面4つのファンをファンコン調整、リアはマザー制御、TOPを超低回転FANを選択し正圧状態にしてあります。
ケース内温度はいくら低回転型のFANとはいえ、吸気4、排気3の7個構成ですので十分すぎるほど冷えてくれています。
P280のような蓋付きケースでの最大の関心ごとである騒音に関しては静音志向のファンを選んで付けたこともありますし、もともと静音系のケースですので机の下が置き場なこともあり非常に静かです。現在は40cmほど離れると電源のON/OFFがわからないほどです。
ケースのフロントとサイドの遮音性は相当高いと思います。
しかし、天板FANx2からの騒音は明らかに聞こえてきます。純正のFANはLで回しても結構な騒音でしたので、ここは静音志向の方には問題点かもしれません。
純正を使う予定ならば天井の2個はフロントに回して、天井を静音FANにするか天井はFAN無しで穴自体塞ぐほうがいいかもですね。白色のP280みたいに。
FactalDesignのR4やコルセアの550Dのような目隠しパネルの設定があれば一番いいのでしょうが・・・。
いろいろ書きましたが、この組みやすさ、広さをしったら小さい安ケースには戻れないですねw
最後に、このP280は窓有ですのでドレスアップ志向の方が買うケースが多いかとは思います。
私のように光るファンは何もつけない、おまけにちいさく、貧弱にしか見えないmATXマザーを入れるつもりでP280の窓有を買う人は非常にレアかもしれません。
実際P280とP280Windowで悩みました。ですが、自分が組んだPCの中が見えるのは、楽しいw
このケースを選んだのは大正解だったみたいです。見た目も広さも、組みやすさも、精度も文句ありません。長く使えるケースにやっと会えた気がして非常に満足しています。
追記10/2
代理店のリンクスインターナショナルさんより早くも連絡があり、TOPファンを2個送ってくださるとのことでした。こういう対応してくれると逆に評価上がる方が多いと思います。
中身見えるようにしました
光るFANは嫌いなので採用してませんが、せっかくの窓有りケースなのでLEDチューブを中に入れてみました。NZXTのCB-LED20-WT、2mの長さでP280ではちょうどいい長さになります。派手になるのは嫌なので白色を選びました。3段階の照度調整、ON/OFFが出来てなかなかいいと思います。
うん。派手にならずに非常に満足。
※PC構成(第一世代Coreシリーズ)
下記の通り中身は古い上にmATXマザーです
マザー:MSI H55M-E33
CPU: Core i7-860 (3.6GHz OC)
Mem:SiliconPowerの安物 4GBx2
GPU:RADEON HD5870 (リファレンス)
HDD:1TBx1・160GBx1、
SSD:ADATA SP900 64GB (System)
Cooler:DEEPCOOL GAMMAXX 300
電源:GIGABITE GZ-EMS65a-c1
FAN:天井 Kaze-jyuni 500rpmx2個(定格) / 背面 Slilent12x1個 (750rpmにマザーで固定) / 前面 kaze-jyuni 800rpmx4個(ファンコン)
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購入金額
11,000円
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購入日
2013年10月01日
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購入場所
PCデポ WEB
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