Intel Corei5 4670は、2013年に登場した第4世代のインテルコアプロセッサーで、第9世代がもうすぐ登場すると言われている2018年にあって、少し型落ち感は否めません。
しかし、本当に型落ちと言い切って良いCPUなのでしょうか。
今回は、Ryzen 1700とベンチマークなどを使い比較しながら、再評価をしてみたいと思います。
今回入手したCorei5 4670は、マレーシア産でした。
そういえば、このCPUの一世代前からグリスバーガーになりましたよね。
第9世代のK仕様はソルダリングに戻るようですが、そのうち全ての製品がソルダリングに戻ったりしないでしょうかね。
Intel Corei5 4670の仕様を纏めてみました。
Corei5ということで、ハイパースレッティングが搭載されておらず、実コア4の4スレッドという構成になっているのが最大の特徴となります。しかし、定格クロックは、上位グレードの4770Kと比較しても0.1Ghz落ちの3.4GHzで基本性能は十分ですので、ハイパースレッティングの効果の薄いゲーム用途などでは十分なCPUということが分かります。
内蔵グラフィックスはHD4600が搭載されており、性能は3Dゲームをするのは難しいですが、外付けグラボが不要なのは良心的です。
今回は、CPUベンチマークをとりました。PC構成は以下になります。
第三世代のIntel Corei7 3770KとAMD Ryzen 1700との比較グラフにしてあります。
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【OS】Windows10 Home
【CPU】INTEL Corei5 4670
【CPU cooler】ENERMAX
【MB】ASUS Z87-A
【RAM】CFD W3U1600HQ-4G
【SSD】CFD CSSD-S6T256NHG5Q
【GPU】CPU内蔵グラフィックス
【CASE】Coolermaster CM 690 III
【PSU】Antec CX450M
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┏■ スーパーπ
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円周率計算プログラム「スーパーπ」は円周率を1.6万桁~3355万桁まで計算することができるWindows用プログラムです。CPU性能により、演算時間が変わるため、Benchmarkソフトとしてよく利用されているのですが、この計算プログラムはインテルが得意にしている為か、2017年に登場したRyzenよりもCorei7 3770KやCorei5 4670のほうが高速ということが分かりました。
インテルで比べてみても、新世代のアーキテクチャを使用しているCore i5 4670のほうが速いのは面白い結果ですね!
┏■ CINEBENCH R15
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CINEBENCH R15は、メニーコア対応の演算処理計測を得意とするベンチマークソフトで、CPU単体のパワーを図るには最適です。
スコアを見る限り、Intel Corei5 4670は、流石に8コア/16スレッドのRyzenや、4コア/8スレッドのCorei7 3770Kには適わない事が分かりました。
シングルコアあたりのCPUの性能を調べてみると、Intel Corei5 4670は、世代の新しいRyzen 1700(定格3.0GHz)や、Corei7 3770Kよりも性能が高いことが分かりました。
流石に、3.9GHzまでOCしたRyzen 1700よりも性能が低くなりましたが、流石はインテルという結果ですね。
最初は、5年前の普及価格帯のCPUということもあり、性能については、大したことがないだろうと思っていましたが、ベンチマークなどの各種データをとっているうちに現時点においても非常に優秀なCPUということが分かりました。
ある一定の状況下においては、Ryzenを上回る性能を発揮するなど、そのパフォーマンスは目に見張る物があります。
メニーコアを使う環境では無いのであれば、未だ現役だと言っても良いかもしれません。
これからも大事に使っていきたいと思います。
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購入金額
24,000円
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購入日
2018年09月30日
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購入場所
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