今年は、ハイエンドコンデジが熱い！

以前は1/1.7型の撮像素子を搭載する機種が多かったが、最近ではより大きな2/3型や1型、APS-Cサイズを搭載する機種も増えてきている。

カメラ性能の向上したスマホの普及により、デジカメの売れ行きが落ち、普及クラスコンデジの実売価格下落が続く中、スマホとの差別化や、更なる高画質化を狙って、各社共ハイエンドコンデジに力を入れているからだ。

SONY Cyber-shot DSC-RX100は、昨年6月に1型CMOSを搭載したコンパクトズーム機として発売され、発売1年以上経った今でも人気のモデルだ。

広角端F1.8と明るいCarl Zeiss Vario-Sonnar T*レンズは、35mm換算28-100mmの3.6倍ズームレンズだ。

APS-Cサイズの撮像素子を搭載するモデルでは、28mmや35mm程度の単焦点となってしまうことや、サイズも大柄になってしまうが、沈胴式ズームを採用するRX100は一般的なコンデジと殆ど変わらないサイズでありながら、優れた描写で高い評価を得ている。

ずっとRX100が気になっていたのだが、今なら・・・

と、RX100M2（RX100II）を購入してみた・・・

RX100M2はRX100の上位モデルとして、1型CMOSを裏面照射型とし、更にチルトタイプ液晶やマルチインターフェースシューを搭載し、今年(2013年)7月に投入されたモデルだ。

WiFi＋NFCもあるため、NFC対応のスマホやタブレットなら、互いを接触させるだけで画像の転送ができらしい。

今までならば、価格の下がってきたRX100を選んでいた。

ところが、発売直後は価格差を埋めるだけの評価の無かったM2も、発売から4ヶ月経ち細かな差異が評価されているように思える。

写りに関しては元々評価の高いRX100でも充分だろうが、チルト液晶、WiFi、NFC、マルチインターフェイスシューといったハードウェアは、後から追加できる機能では無いことを考えると、M2を選択すべきだと判断した。

あらためて感じるのは、そのコンパクトなサイズだ。

その大きさは、今まで使っていた、COOLPIX P310と殆ど変わらない。

並べて見てるとレンズの大きさが目を引くが、高倍率ズーム機ではこのくらいのサイズのレンズを搭載しているモデルもあり、言われなければ、このカメラに1型撮像素子が搭載されていることはわからないだろう・・・

手に持つと、ひんやりしたアルミボディの質感と、ずっしりした重みが心地いい。

付属充電器はUSB出力タイプで、バッテリーは本体にセットしたままUSBケーブルで接続して充電する。

I/FはmicroUSBなので、汎用的なmicroUSBケーブルが使えるのは嬉しい。

デジカメのUSB I/Fは、独自形状のものが使われていることが多く、SONYも以前は独自形状だったのだが、最近はmicroUSBを採用しているようだ。

この辺りは、各社ともSONYを見習ってほしいものだ。

肝心の写りは、店頭で見ていた時よりも、実際に使ってみると思っていた以上にボケてくれる。

更に快適なのがNFCだった。

所有するNexus7(2013)がNFCを搭載しているが、Google Playから専用アプリ(PlayMemories Mobile)をインストールしておけば、Nexusの背面とRX100IIの底面をタッチさせるだけで、画像転送が始まる。

この時に転送する画像も、カメラ側・端末側のいずれかで選択でき、カメラ側からは、表示しているものだけでなく、今日撮影したもの全てを一括転送することもできる。勿論だが、任意に選択することも可能だ。

端末側に転送される画像サイズは、アプリ側の初期設定で2Mサイズを指定することもでき、1818×1060pixelにリサイズされて転送される。

RX100シリーズは2020万画像あるため、そのままではサイズが大きいので、自動的にリサイズしてくれるのは容量的にも有り難いし、改めて端末側でリサイズすることなく、そのままWebにアップすることもできるのでの便利だ。

以下、この1週間で試し撮りしたものを・・・

暗所での写りは、流石に綺麗なものだ。

ISO1600でも普通に使えるし、プレミアムおまかせオートでは連写/合成による手持ち高感度撮影が可能だ。

このサイズで、この写り・・・

最強コンデジと言っても良いかもしれない・・・

■ 関連するモチモノ（随時追記）

・なにはなくとも保護フィルム・・・

・ホールド性を格段にアップする

・携帯時の保護に・・・