チップセットは H87 なのに K シリーズのオーバークロック向けの設計となっている、ASRock にありがちな"不思議な"マザーボード。

H87 のリビジョンが C2 になると同時に OC 機能が塞がれてしまいましたが、オーバークロックを前提とした余裕のある作りはオーバークロックしなくても安心感があります。

特に、I217-V による GbE は実測で 900Mbps 以上をきっちり出してくる優等生です。

HDMI IN という外部の機器からの映像をパススルーする機能がついていますが、ATX マザーボードで、しかも本製品のようなゲーム向けのマザーボードでオンボードの画面出力を利用するユーザーがどの程度いるかは疑問です。

拡張スロットの配置が x1/x16/x1/PCI/x16/PCI/PCI となっており、2スロット占有の VGA を利用すると x1 が1スロット隠れてしまい残りが x1/x16/PCI*2 となってしまうのは少々時代に合わないかもしれません。