35mm判換算の焦点距離は、レンズの光学性能となる領域では43.6-436mmの10倍ズームです。43.6mmでは広角端といってもほぼ標準画角となってしまいますので、狭い室内での撮影などには全く適していません。せっかく暗所撮影性能に優れるHD CMOS PROセンサーを搭載していても、レンズがそれを活かせない仕様となっているのです。
そこでもう少し広角の撮影範囲を広げたいと思い、ワイドコンバージョンレンズを導入しようと考えました。まず候補となるのはメーカー純正のオプションですが、Canon WD-H43は安くても2万円程度はする品であり、通常の小売店では私のHF M51の購入価格(25,000円)とほぼ同じ程度になってしまいます。
そこでサードパーティ製品をいくつか当たってみたのですが、試しに使う程度にしては価格が高すぎるものばかりです。そこで多少粗悪でも構わないと言うことで、ノーブランド製品まで範囲を広げて探した結果、目にとまったのがこの製品でした。2,980円なら純正品のレンタル価格程度ですからね。
そこで早速注文したのですが、私自身のミスでHF M51に適合する43mmではなく46mmの方を買ってしまったのです。仕方なく急遽ステップアップリングも購入して、セットで使うことにしました。
試用結果がどうなったのかは、実際の撮影結果をご覧いただいた方が良いでしょう。この動画ではワイド端から徐々にテレ側へとズームしていきます。
ワイド端では周辺の描写が甘くなったな、という程度の感覚ですが、ズームを動かしていくに従ってそれどころではないレベルに達していきます。径が合っていないことも影響している可能性はありますが。
とはいえ、ワイドコンバージョンレンズは広角側の画角を広げるために使うものであり、テレ側の描写はそれほど重要視する必要は無いというのが個人的見解であり、その意味ではこのレンズでも十分に役割を果たしているということが出来るかと思います。とりあえずワイドコンバージョンレンズを使ってみたいという程度の動機で買うのであればなかなか良い製品だといえるでしょう。
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購入金額
2,980円
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購入日
2013年02月16日
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購入場所
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