このPX-820AはソニーNECオプティアーク(現オプティアーク)製AD-7200系(AD-7203A)のOEMといわれています。これ以降にも他社製のドライブをベースとした製品はいくつか発売されましたが、それらはいずれもSATA接続であり、ATAPI(パラレルATA)接続の製品は本機が最後となりました。
かつてはライティングの品質などで好評を博していたプレクスター製品ですが、本機はごく普通のOEM製品であり、その辺りはOEM元のオプティアークの製品と特に変わりは無いようです。強いていえばプレクスター製品伝統のブラックトレイは採用されていて、ピュアオーディオ製品レベルでの話をすれば若干の読み取り・書き込みの精度は向上している可能性はあります。
主にバルク品で売られていることが多いオプティアークの製品との差別化要素となるのは、むしろ付属品の充実ぶりではないかと思います。まず、やはりプレクスター製品の特徴となる交換用ベゼルの標準添付という辺りがユニークでしょう。出荷時の標準状態ではブラックベゼルなのですが、交換用のホワイトベゼルが添付されているのです。買うときに色で悩まなくて良いというのは、細かいながら行き届いた配慮といえます。
そして添付ソフトウェアは一通りの作業が出来る程度に揃っています。メーカーサイト上で案内されているのは下記のアプリケーションです。
・オールインワンCD/DVDライティングソフト :Roxio Easy Media Creator 9
・CD/DVDのデータの保存 :Creator Classic
・パケットライトソフト :Drag-to-Disc(Windows2000ではDLAがインストールされます。)
・PCのバックアップ :Backup MyPC
・写真の整理・編集 :Photo Suite
・ビデオ編集・DVD-Video作成 :VideoWave ・ MyDVD
・DVD再生ソフト :CinePlayer
ただ、自社製ドライブの頃は必ず添付されていたPLEXTOOLS Professionalは含まれておらず、このソフトの独自機能も使えませんので、敢えてこのドライブを選ぶ理由に乏しかったというのが本音です。
実は私自身もプレクスターの製品という理由で選択したわけではなく、単にこの時期最も安く買えるATAPIのDVDドライブだったために買っておいただけです。決して出来が悪いわけではなかったのですが、普通に考えれば添付品に差があるとはいえ同等のドライブで安価なOEM元製品の方が選ばれてしまうでしょう。
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購入金額
1,980円
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購入日
2010年12月18日
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購入場所
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