レビューメディア「ジグソー」

BTXの変則配置PCでむつみさん召還

DELLのOPTIPLEX 745。同じ筐体を使用したOPTIPLEX自体は多いので見かけた人も多いはず。745はIntel Q965チップを搭載し、CPUは後期PentiumD~初期Core2Duo(E6600等)がラインナップ。OSもXPとVistaが選択できる頃。

OPTIPLEX745自体には4種類のサイズがあり、一般的な「ミニタワー」、光学ドライブ等をマザーと平行に配置した「デスクトップ」、そしてノート用光学ドライブを使用しロープロファイル専用とした「スモールフォームファクタ」、更に更にちっこくしちゃった「ウルトラスモールファクタ」があり、型番上では745の後にそれぞれ「MT」「DT」「SF」「USFF」と区別される。

で、コイツはDT…デスクトップモデルで、実は745SFは何台も見てきたのだが、745DT…いや、同型筐体を使用するモデルでもDTは今回初めて現物を見た。確かにMTやSFに比べると中途半端な存在だ。

元々はCore2Duo E6600を搭載し、メモリも2GB搭載とまだまだ現役性能だったのだが、故障だなんだと重なって最終的に別のPCへ主要パーツを移植して廃棄というカタチになり、許可をもらって引き取ってきた。


というわけで私が入手したのはまさにドンガラ。元々のCPU・HDD・メモリ・光学ドライブは取り払われ(つーか分解作業したの自分だけどさ)流用できるパーツは殆ど無い。更にもって帰ってくるときに手を滑らせて落下、背面をカドの樹脂部分を思いっきり破損した。

文字通り自作PCが有り余っている我が家に、わざわざBTXのドンガラを持ってきたからにはいくつか理由がある。


 まずはこのBTXを生かした特殊配置が気に入った。ケース前面にいきなりCPUソケットが配置され、吸気ファンを兼用したCPUクーラーで強制冷却。あのPentiumDを冷やすためのプラットフォームなので、CPU冷却に関してはそれなりに余裕がありそうだ。

その直線状にはチップセットと拡張スロット。PCIexpressが1にPCIが2の合計3本。SFだとPCIが1本に減り、ロープロファイル専用となる。コイツも一見スリムケースなのでロープロ用に見えるのだが…

 


 PCIexpressとPCIに専用のL字基盤をブッ挿して、マザーと平行にフルハイトカードを押し込めるようにしている点がたまらない。拡張カードはチップセットに覆いかぶさるように配置され、どちらもCPUクーラーの排気で直線状に冷却するというBTXらしい荒業。


 ちなみに最下段のスロットはロープロファイルのままなので、拡張可能カード数はフルハイトPCIexpress/フルハイトPCI/ロープロPCIすべて1づつという変則。

 

今回入手した個体はフルハイトPCIにIEEE1394カードが装着されていたが、今回は使用予定が無いので取り外し、一旦全て空きスロットに。

 


 早速家にあったCeleron450と適当なDDR2メモリを挿してみるも…動かない。通電するのもの、ファン回転数が全力のままでPOSTしない。

どうやらBIOSバージョンが古く対応していないようだ。同CPUを使用した745の存在は確認しているので、まずはBIOSアップデート兼動作確認として、PentiumD915を投入しOSをインストール。



OSはVista Ultimate(32bit)だ!!

そう、わざわざドンガラを貰ってきた最大の理由はこのOS。実は今まで自分の家にVistaが無く、仕事先や知人のを触るのみ。

 窓辺むつみ(※)がお気に入りな以上、Vista機は1個手元に欲しいし、Win7のベースとなったVistaをゆっくり自宅で触っておきたかった。でも今更買うほどじゃーない。そこにVista付きで面白配置のPCが、ドンガラとはいえ転がってたのだから貰ってきちゃうわけです。リカバリディスクもあわせて引き取っているのでカンペキだ。

何よりバージョンがUltなのがポイント。窓辺ななみがUltゴリ押しなら窓辺むつみもUltゴリ押しだったに違いない。Ultを使うのが礼儀ってもんだ!ディスクの関係で32bit版だが、ハードウェアの世代とメモリ容量を考えればこっちで十分だ。


窓辺むつみ
※窓辺むつみ  (右は二次創作絵)


 窓辺ななみの姉。窓辺ななみの横にいる猫「アルティメット」の名づけ親。
窓辺ななみツイッターに突如2010年の4月1日に登場…要はエイプリールフールネタ(実はそれ以前から家計図に名前だけは載っていた)。


 ツイッターアイコンは線画のみで、ポニーテールで大きなリボン、目元のほくろが特徴。意味深な「ふふふ。」の文末と共にWindowsVistaの最新情報を発信するというエイプリル限定キャラ…だったハズが、ウケたのかその後何度かツイッターを乗っ取ってVistaの最新情報(あるのか?)を発信する。

 

いつのまにアイコンはカラー化され、黒髪にWindowsロゴカラーのリボンという事が判明するも、後にも先にもそのアイコンしかないので首から上しか判らない。よって左の画像はメイド服風だったらという当時描いたネタ。
 
2012年のエイプリルフールに「もうすぐVistaのメインストリームサポートが切れる」的なネタを振りまいて以降音沙汰はない。

その後窓辺ななみSweetMemoryに収録されていた窓辺ななみの初期デザイン案の1つがポニーテール&リボンで、むつみアイコンの原型だったことが判る。ただし表情はしっかり描き分けられていた。当然SweetMemoryにむつみアイコンは収録されていないのでレア。

 

 出典:脳内の記憶

 


 

話が大幅にそれたが、無事PentiumDでOS起動と各所の動作も確認。

性能的にはランクダウンするが、扱いやすさを重視してBIOSをアップデートの上Celeron450に再度換装する。ちなみにこのDT、ネジ2本でCPUクーラーが外れるのでCPU換装はかなりカンタン。

Celeron DC E3400使えないかなーと思って駄目元でさしたらやっぱりダメだった。


さて、せっかくフルハイトカードが使えるし、Celeron450化で消費電力には余裕がある。グラボを挿してみよう。但しVGAの厚みは1スロット用という制限があるので、家にあるものを見繕った結果…

ジャンクなGT240でいってみる。奇しくもDirectX10.1なのでVista世代だ。


更にL字部分のPCIフルハイトスロットにはサウンドカードを挿してみる。オマケでロープロファイルスロットにはUSB2.0カードだ!

 

なんか端子がずらりと並んでいい感じ。更にUSBポートには無線LANアダプタもつけといた。

 

ちなみにVGAがビミョーにCPUクーラーのダクトに接触する長さだったので、ダクト側を削りとっている。今回清掃意外は普通のパーツ組み込みだったので、唯一加工らしい加工。

 



 さて前方、ドライブ類はもぎ取られている。HDDは追加してもまだまだドンガラ。SATAの光学余ってたかな…ああ、正月に買ったこれがあるじゃねえか!!

 

 

上段にはPioneerの赤いDVDドライブ、下段にはOwltechの赤いFDD&カードリーダー一体型ドライブに換装。これ、Faithの初売りで赤セットとして販売されていたモノで、あまたりんさんも買っている

買ったはいいがDVD・カードリーダーはともかくFDDドライブを生かせる使い方が思いつかず、そのままだったのだ。せっかくのセットならDVDとFDDを同じPCで使いたかったのでこれは好都合。

 

黒い筐体に赤いドライブ!何このOPTIPLEX、強そう。

 FDD&カードリーダーは純正FDDと電源コネクタの位置が違うせいでケーブルが届かず、わざわざ大4pinから変換して延長するハメに。カードリーダー側のUSBピンヘッダは当初見つからずUSB2.0増設カードからひっぱっていたが、ちゃんと探したら空きがあったのでそちらへ。

 

機能上は完成したので後は仕上げ。

 


外装にむつみさんロゴ&シルエットを貼ってよりVista仕様に。うん、味気ないビジネスモデルが結構面白くなったぞ。GT240の恩恵でネトゲなら結構遊べる。メモリも奮発して4GBぶちこんでやったぜ。

 

使用したVGAが静かというのもあるが、元々CPUファンと電源ファンのみという割り切った冷却構成なので、特に低負荷時は静かなマシン。配置上HDD(FDDの下)の温度が心配だったが、冬場というのもあり30度程度に落ち着いている。

ギッチギチのSFに比べれば冷却面でも少しは余裕がある感じだ。

 

 

とはいうものの、Celeron450の非力さが厳しい。BIOSアップデートに使ったPentiumD915の時と比べると明らかにレスポンスが悪くなる。但しPenD915とCeleron450だと消費電力が50W以上変化するので一先ずCeleronで。

 

 

 

CPUを換装するなら、Core2 Quad Q6600も動くという話もあるが、現在の中古価格と電源を考えたらやはりCore2 Duo E6XXX系が無難か。

 

尚、コレを入手する少し前にWindows8を別PCへセットアップしたのだが、コイツで遊ぶのにのめりこんで結局Vistaばかり触っていたと言う。なんてこったい。

  • 購入金額

    0円

  • 購入日

    2013年01月頃

  • 購入場所

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