オーディオの総合誌「Stereo」の付録でデジタルアンプを入手した時には
オーディオ沼という深い沼にハマらず通り過ぎていたのですが、久しぶりに触れたオーディオの世界は楽しく当時使用していたPCの音源環境の改善に手を出す事を決めていました。
それまでならPCに音源ボードを載せてスピーカーをどうするか悩む所でしたが、折角「Stereo」誌の付録でスピーカーまで組み立てたのですから
こちらから音を出したい。
ただ音を出すだけなら、やはり「Stereo」誌付録の USBーDACに更に繋げばすぐに実現できますが、
PCにアンプを載せて PCの前面パネルから操作を行ってみたい。
当時探すといくつか出てきましたが、アナログメーター(UVメーター)搭載の「鎌ベイアンプ」なるアンプがカッコ良く周りの評価なども気にせず機種はすぐに決まりました。
そして最初に見つけたのは 5インチベイ一段に搭載するタイプだったのですが、2013年初頭に5インチベイ二段を使用する KAMA BAY AMP PRO SDAR-3000が発売されるとの事で、こちらを購入する事にしました。
一番の特徴であるアナログメーターは 7色に切り替えられ、リモコンも付属します。
この段になってやっと「鎌ベイアンプ」の評価や実際の搭載方法などを調べ始めたのですが、PCに搭載する事自体は簡単そうでしたが、搭載するに当たりノイズ対策が面倒そうでした。実際に使っている人のコメントを探しても搭載せずに単体で使っている人ばかりです。
ノイズ対策をどうするか、それとも単体で使うか悩んでいる間にモノが届きました。
どうするか決まらぬまま仕事も忙しくなり放っておいたら、最近になるまで放たらかしにしてしまっていました(--;;;
それが最近私がすっかり使わなくなっていたミニコンポを息子が使いたいとの事でミニコンポを譲ったのがきっかけで音楽熱が再燃し始め、事務所で使っていた「Stereo」誌のデジタルアンプと置き換える事にしました。
既にPCに載せる気は全くありません(^^;
そもそも搭載したかったタワーPCはスペースの関係で机の裏側に置いており、折角のアナログメーターを見る事が出来ません。
置き換えに当たり出力容量的にも本品の方があり音の改善も期待出来ますが、それよりもアナログメーターが動いているところが見たいのが一番です。
息子は小さい頃から古いモノが好きで、本品を見せたら感心しきりです。
これは絶対にメーターが動いているところを見せびらかさねば。
【仕様・特徴】
◎主な仕様
- 外形寸法
151 x 91 x 183mm(サイドパネル・インシュレーター装着時) - 給電方法
ACアダプター(AC19.5V) - 入力
RCA入力×3系統、3.5mmステレオミニ入力×1系統 - 出力
スピーカー出力×2系統、ヘッドホン出力×1系統 - その他入力
USB2.0×1 - パワーアンプ
MAXIM MAX98400A、デジタルパワーアンプ搭載(Stereo、Class D) - 連続最大出力
24W×2チャンネル(8Ω)
SN比左右67dB、全高調波歪率0.5%(1KHz/1W)、
TREBLEコントロール範囲:左右±14dB、
BASSコントロール範囲:左右±14dB - 重量
約995g(サイドパネル・インシュレーター装着時)
◎主な特徴
- バス・トレブル(低音域・高音域)コントロール搭載
- アナログメーター2個搭載(左右チャンネル用)発光色の切り替え・消灯が可能
(全7色:ライトブルー、レッド、パープル、イエロー、ホワイト、ブルー、グリーン) - 4系統入力対応(オーディオ用RCA入力×3、3.5mmステレオミニ入力×1)。
入力切替スイッチも搭載 - USB2.0コネクタ1個搭載
※付属のリレーケーブルでマザーボードに接続する事でUSB機器を接続可能
※付属のリレーケーブルを使わず、ACアダプタのみを使用する場合はUSB給電機能のみ
使用可能 - スピーカー出力1系統、ヘッドホン出力1系統搭載
- ミュート(消音)ボタン搭載
- デフォルト(初期状態復帰)ボタン搭載
※バス・トレブル・アナログメーター発光色が初期設定に戻ります - リモコン付属
電源on/off・ミュート(消音)・ボリュームコントロール・チャンネル選択・
バス/トレブルコントロール・LED発行色選択・デフォルトの操作が可能
【外 観】
思ったより付属品(ケーブル)が多かったですが、そういえば音源ボードとかもやたら多かったですね。
付属品は以下の通りです。
ACアダプタ
リモートコントローラー(テスト用電池有)
側面パネル(出荷時本体に装着済)
側面パネル取付用ネジ(出荷時本体に装着済)
ゴム足(出荷時本体に装着済)
ゴム足用取付けネジ(出荷時本単に装着済)
本体取付用ネジ
外部用USBリレーケーブル(5ピン←→USB-A)
内部用USBリレーケーブル(5ピン←→4ピン)
外部ブラケット(a)
外部ブラケット(b)
外部ブラケット取付け用ネジ
スピーカーケーブル x2
オーディオケーブル(ステレオミニプラグ←→ステレオミニプラグ)
オーディオケーブル(ステレオミニプラグ←→RCAジャック)
オーディオケーブル(RCAジャック←→RCAジャック)
下段右側のつまみ部分の印字が見えませんが、右側からボリューム、BASS、TREBLEになっています。
背面の下部[USB]の印字部分はリレーケーブル(5ピン)の挿し口にゴムキャップが被されてます。
側面のパネルを外せば、5インチベイに取付けられます。
前後どちらかのゴム足(インシュレーター)を真ん中一つに着け替える事で、3点/4点支持に変えられます。
入力レベルがもっと低めでもメーターが動けば良かったのに
「Stereo」誌付録のデジタルアンプを取付けていた場所のすぐ上に設置したので、ケーブルの差し替えなどもすぐに済み、早速MP3プレーヤーを接続してみました。
が、音は以前より余裕があるもののメーターが全く動きません。
電源を入れると一瞬メーターが振れメーターパネルも発光しているので故障してはいないと思うのだけど...
リモコンで電源ONから点灯色切替の様子
調べてみると動かないのが普通?!
ZIGSOW内で鎌ベイを使っている人のレビューを見ても動かないってある!
メーカーHPの Q&Aによると
「搭載されているメーターは音量のボリュームメーターではなく、アンプ自体の出力パーセンテージを示すメーター」で「アンプの入力に使用している機器の出力レベルが低い場合は、アンプ自体の出力もそれに比例して低いものとなりますので、メーターが動作しない場合がございます。」
って、なんだこりゃ!
通常皆さんがやられていると思われる接続するデバイスの音量を音が割れない程度に上げて、アンプの音量で適度な音量にするって方法だとまずメーターは微動だにしません。
けどメーターが存在するのだから動作させている人はいるはずと更に調べてみると、以下の三つの方法がみつかりました。
まず基盤の改造。
私には無理です...
次に、再生デバイスと本品の間に別のアンプを入れる方法。
音を増幅させるという事なら DACで良いかと、PCからオーディオケーブルで DACに繋ぎ本品に接続してみましたが、やはりメーターは動きません。もっと出力の大きいアンプじゃないとダメなのか?
こちらもこれ以上は簡単には試せないので保留です。
そして最後の一つは再生デバイスを最大音量にして繋ぐだけ。
これなら簡単ですが、音割れないか?
まず普段よく使っている MP3プレーヤーを接続してみるも、プレーヤーの安全措置が働き 60%以上にならない(現在は解除方法が分かり解除してます)。
続いて iPhone 6sを繋いで最大音量にして音楽を再生し、鎌ベイ本体で音量の調整をしてみたところ、鎌ベイからの音量に関係無くメーターがビンビン振ってくれてます!!
しかも音は全然割れていません。
※メジャー曲を使ってしまったため音を消しています
最近音楽デバイスを最大音量で再生なんてした事無かったけど、今時の音楽プレーヤーってそんなもんなのか?
なにはともあれ当初の予定通りメーターが動いて音楽が聴け、以前より操作性や機能性がアップし満足です。
ただ注意しなくてはならないのは、接続した再生デバイスを元の音量に戻し忘れるとヘッドフォンで聴いた時大変な事になっちゃうね。
これがあるから入力レベルがもっと低くてもメーターが動いて欲しかったんだけどなぁ。
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購入金額
0円
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購入日
2013年頃
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購入場所
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