レビューメディア「ジグソー」

誰も教えてくれないプロによるロゴの描き方解説!



タイポグラフィやカリグラフィなど、文字に纏わることを集めた超ニッチな雑誌「TYPOGRAPHY」の第二号が発刊されました。創刊号で終わっちゃうんじゃないかと思っていたところなので一安心、そして意外にも需要があるんだなと驚いたのは内緒です。笑




いつものように冒頭2~30ページは、世界中のタイポグラファーによるアート作品や、面白い製品の紹介がされています。写真左側の変なツリーは、クリスマスまでめくる日めくりカレンダーなんだそうです。

毎日一枚めくる度に、新しいフォントに巡り合う事ができるようになっており、タイポグラフィが好きな人は思わず「むふふっ」とニンマリしてしまう事請け合い。

ぶっちゃけ、超絶ほしい。笑


右の写真のバッジみたいなものは、紙製の文房具だそうです。
説明を読んでみても、どう使うかまるで分らないけど、なんとなく格好良くて欲しくなっちゃいます。

う~~ん、美しい文字が印刷されているだけで、なんでカッコいいと感じちゃうんだろー?




そして、今回の第一特集は「ロゴを作ろう」。

世界の第一線で戦われているタイポグラファー「小林章」氏、「太田岳」氏、などそうそうたる面々による解説が書かれています。

ロゴを作成するうえでのロゴデザインのブランディング手法や、顧客イメージから離れないロゴ作りなど、ある意味当たり前のようで、疎かにしがちな手順を一から丁寧に説明してくれています。

それが図示してくれながら説明してくれるから、いままで分かっていたつもりでも新たな発見や驚きがあって読んでいて楽しい内容となっています。

その中でも、個人的に面白かったのが、「漢字」ロゴに対する取扱いについて。

文字の大きさや、字間、ふところの深さ、そして錯視の注意点など、今まで知らなかった内容ばかりで大変ためになりました。漢字ロゴについて、ここまで深く書かれている書籍は、かなり稀なのではないでしょうか。

さすがは、「一番搾り」や「麒麟淡麗」などのロゴデザインに携わった成澤正信氏だと関心しました。





今回の第二号においても、ちょっとした専門書顔負けの超マニアックで使える雑誌になっていました。いや~~、これだけ濃いと目から鱗が落ちすぎて、頭の整理がつかなくなってきます。苦笑

それでいて、プロじゃないフォント好きな人が読んでも面白い読み物になっているってのが気軽でいいです。興味ある方は是非ぜひ、創刊号と併せてご一読お勧めいたします^^

創刊号





あっ、こっちの本も面白いですよっ

  • 購入金額

    2,100円

  • 購入日

    2013年05月18日

  • 購入場所

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