レビューメディア「ジグソー」

アタッチャブル6点マルチタッチUSBパネル 追記有13/02/12

手持ちのディスプレイをお手軽にタッチパネル化するUSBパネルです。

マジックテープでぐるりと留めるので元のディスプレイの形状を選びません。

 

と、いう感じのお題目な製品です。

最初は秋葉原の実店舗でしか売ってなかったのにいつの間にか通販に追加されています。

俺の苦労を返せ!

 

てなわけで早速行きませう!

 

商品名:HT-2236B

メーカー:不明

対象液晶サイズ:23.6"

接続:USB

付属品:タッチペンもどき

 

あまりにも情報が少なすぎて書けることがありません。

買って実物を持っているにも関わらず、です。

取説も何もないので本当にわかりません。

本体に刻印などもないので現物以上のことは一切合切不明です。

あ、恐らく中国製です(理由は後述。

 

ではまず届いた状態から開封までを写真で駆け抜けます。

 

 

 

梱包

 

 

 

まぁ雑っちゃ雑ですが、こんなもんでしょう。

ネ、ドスパラさん(隠す意味が無い←取り扱い店が1つだけ

 

 

あい、製品の外装です。

何やらドスパラさん(断固隠さない)では取り扱いのない型番がずらり。

これを見る限りラインナップはこうなっているようです。

 

IRTS-17S

17インチスクエア液晶用

 

IRTS-18.5S

18.5インチワイド液晶用(FullHD

 

IRTS-19S

19インチワイド液晶用(WUXGA

 

IRTS-20S

20インチワイド液晶用(FullHD

 

IRTS-21.5S

21.5インチワイド液晶用(FullHD

 

IRTS-22S

22インチワイド液晶用(WUXGA

 

IRTS-23.6S ←今回のレビューはコレ!

23.6インチワイド液晶用(FullHD

 

IRTS-24S

24インチワイド液晶用(WUXGA

 

IRTS-26S

26インチワイド液晶用(WUXGA

 

いっぱいあるんじゃん!

この感じで行くと、21.6インチ用と銘打っているのは21.5Sか22Sですね。

解像度から見て恐らくIRTS-21.5Sと推測しますが、これは実際に購入した人に確認して頂きたいですね。

ていうかちょいちょいFullHDとWUXGAが入り乱れているのが気になりますが…。

なんていうか、残りの型番は上海問屋の実店舗にでも出せばいいよ!

いずれにせよキワモノには変わらないんだし。


 

裏っ側デス。ぃぁ、こっちが表だったのか…?

自称Leading Technology自称Windows8対応だそうです。

まぁ騙るのは自由だからね。

 

 

 

 

ではいざ開封!

 

 

 

非常に質素な梱包ですね。

配送時の梱包と合わせると非常に不安になります。

ご購入頂ければわかりますが、これに写っているモノで全てですよ。

注意書きや取説、装着の説明を書いたペラ紙すらありませんので。

 

 

 

唯一の付属物はこのタッチペン。

写真がボヤってて申し訳ありませんが、使い勝手も割りとボヤっているので勘弁して下さい。

 

 

先端にフェルトを固めてみました(ゝω・)

みたいなしょっぼい感じのブツです。

特段先端が細くなっているわけでもないので使い道はありません。

 

 

 

 

ようやく本体登場!

 

 

 

…もうバックを綺麗に消せないので諦めました。

もう、諦めてもいいよね?←原作に対してあまりに失礼な用法

 

地味に下にメジャーを設置しております。

流石にメジャーの計測値を拡大してお送りするのは手抜きが過ぎると思いましたので、軽くお絵かきしてみました。

 

 

外形が330mm*560mmで、ベゼルの内側にあるパネル領域が295mm*522mmです。

とは言え100均で買ったメジャーによる目視の計測なので参考値としてください。

お手持ちのディスプレイの表示面がパネル領域の寸法と合えばお使い頂けるはずです。

あ、FullHDでですけど。

 

 

裏側から見た図です。

もう何もないシンプルな構成です。

外見からでは静電容量方式なのか超音波方式なのか感圧方式なのかさっぱりわかりません。

いえ、フェルトのタッチペンがついているので静電容量方式なのでしょうけど。

 

 

数少ない身元情報のシールですが、こちらもなんの手がかりにもならない感じです。

漢字の雰囲気的に中国出身っぽいですよね。

ドスパラさんのHT-2236Bはこの型号から取っているんですね~。

この序号ってのはシリアル番号かなんかですかね。

別に晒したところでなんら不都合はないのでモザイクかけずにうpします。

…実はベゼルの内側に麻薬が密輸入、とかないよね?(笑

 

 

そして縁に磁石っぽい何か。

う~ん、何に使うのか不明です。

 

ちなみにコイツかなり重いです。

金属製の何かに貼り付けるにしてもこの程度の磁石では到底支えきれないぐらい重いです。

持ち上げるのが苦になるほどではないですが、取り付けが非常に大変(後述)です。

VESAマウントしてる壁掛けディスプレイに付けようと考えている人はアームの耐荷重に気をつけて下さいね。

 

 

 

 

装着ッ!

 

 

 

今回取り付けたのはAcerのG235HBMDです。

23.6"よりちょっと小さい感じではありますが、それほど違和感なく装着できました。

ちなみに写真はPhotoshopパワーで加工してあるので少しおかしいですが、透過率などは申し分なく、ほぼ従来通りの性能を損なうことは無いと思います。

流石に印刷関係のお仕事をしている方が使っているようなハイエンドディスプレイの感覚で言えば減衰はしていると思いますが。

*ちなみに写真を加工した理由は写りが暗かったので明るさをメインに補正。

 

さて、先に取り付けが大変と書きましたが、理由は高さ方向の調整です。

 

絵心がなくて非常に申し訳ありませんが、黒い方がタッチパネル、青い方が液晶ディスプレイだと思って下さい、お願いですから。

塗りつぶし部分がベセルで網掛け部分はパネル部分です。

タッチパネルの端の方にマジックテープがついているのですが、これを支点に吊す形になるので、液晶側のベセルがタッチパネル側のベゼルより狭いとパネルの位置を合わせることが出来ませんし、同じくらいだと緩み無くピンとマジックテープを張るのが大変です。

ちなみに今回のG235HBMDはベゼルが同じくらいのサイズなのですごい大変でした。

 

軽ければマジックテープを引っ張ってえいやっと貼ることが出来るのですが、いかんせんコイツは重いので、タッチパネルを支えつつマジックテープを緩み無く引っ張りつつもう片側のマジックテープを緩まないようにきつく引っ張りながら貼り付ける、という作業が必要になります。

文章だと大変さが伝わらないかもしれませんが、たかがマジックテープを留めるのに30分以上かかりました。

 

え?タッチパネルと液晶ディスプレイを平置きにして付ければいいって?

賢い!

賢いですが、ディスプレイによってはちょっと難有な手法です。

 

 

こんな風にマジックテープの通り道が出っ張っている構造の液晶ディスプレイですと、起こしたときに重力でずるっとずれるんですよね。

なのでこういった作りのディスプレイは結局起こした後に位置調整を強いられるんです。

 

お手軽キットなだけに、ある程度対象となるディスプレイを選ぶ製品なんですかね~。

 

 

 

使ってみよう!

 

とりあえずペイントで6点マルチタッチに対応しているよっていうのをつまらない動画で保存しておきました。

 

 

 

これを見ると一見使える奴に見えそうですが、実は違います。

なんとこやつ、タッチパネル部の有効面積が狭いんです。

 

はい、どういう意味かわからないって感じですよね。

簡単にお絵かきしてみます。

 

 

こんな感じで、タッチパネル部の外周はうまく認識されないのです。

へ?ほとんどまともに使えるんだからいいじゃないかって?

ところがこれが大問題なのですよ。

Windows8の操作系を思い出して下さい。

 

チャームを呼び出すときはどこを選択しますか?

デスクトップ時にスタート画面に切り替えるには?

アプリを終了するときは?

 

はい、どれもこれも画面の端を(から)という感じの操作系になります。

つまり画面の端の方が認識されないと言うことはWindows8の操作をまともにできないということになります。

 

致命的欠陥です。

 

気づいたのはアプリの終了ができないってところでだったんですけどね。

一応写真も撮ってあります。

 

マウスカーソルを上に持って行くと、通常はアプリ終了のためにカーソルがこのマークになるのですが

 

HT-2236Bで画面の縁ギリギリをタッチしようとしても

 

 

こんな感じでスワイプしてもアプリを終了することが出来ません。

 

というわけで、期待のHT-2236Bですが、実用性が皆無だと言うことがわかりました。

もちろん特定のシチュエーションでのみマウスを併用するというのであれば活用シーンはあるかもしれませんが、だったら初めからマウスを使っていれば良いだけの話なので、個人的には魅力ゼロです。

というか、どうせ売るならこれぐらいチェックしてから売って下さいよドスパラさん。

洒落でも冗談でもなく、上海問屋レベルですよ。

てか取材した人たちもそれぐらい確認してくれれば良かったのにOTZ

まさしく人柱という感じです。

 

とりあえずドスパラさんのサポートに電話したら仕様か初期不良かわからないので、店舗に持ち込んで頂ければ確認致しますということだったので、これからちょっくら行ってこようかと思います。

 

結果については乞うご期待!!

 

 

 

/* 追記 2013/02/12 */

 

結果発表!!

 

 

はい、先日引き取りに行ってきました。

電話復旧して良かったですね、ドスパラさん♪

 

とりま細かい話は置いといて、まず結論。

 

製品の仕様です☆

 

とのことでしたヽ(  ´  ∇  `  )ノ


ちなみにこれは前モデルから共通の仕様のようなので、2点タッチモデルでも同様の症状が発生します。

されど使いこなしでアプリの終了だけは出来るらしく、方法をレクチャーして頂きました。

 

前モデル

店員:「ディスプレイから外してやるとうまくいくんですよ~」

 

本モデル

店員:「(縁の内)角を狙って(指で)えぐり込むようにやるとうまくいくんですよ~」

 

タッチパネルはず…打つべし!?

ちょ、俺はどっから突っ込めば良い!?(゚ー゚;三;゚ー゚)

 

ぁぃ。

てなわけで本製品のまとめとしては。

  • タッチ機能そのものはそこそこ使える(ダブルクリックの速度は要変更)
  • ただしチャームの呼び出しは不可。
  • アプリの終了にはジョーばりの技術が必要で
  • マスターすれば新モデルではチャームも召喚できる場合がある。

とゆ感じですね。

 

ちなみに僕はマスターする気はカケラもないのでこれはそのまま押し入れにポイしました☆

もしかしたら先の細いタッチペン(スマホ用とか)使えばうまく行くのかなぁ。。。

 

もし外に出る機会があったら挑戦してみたいと思います・△・)ノ

  • 購入金額

    11,980円

  • 購入日

    2013年01月20日

  • 購入場所

    ドスパラ

13人がこのレビューをCOOLしました!

コメント (5)

  • manya嫁さん

    2013/02/12

    この値段で人柱は悲しすぎる(ToT)
    結果が来人さんにとって幸せな結果になりますように(願)
  • 来人さん

    2013/02/12

    >manya嫁さん

    コメントと祈願ありがとうございます。
    確かにドブに捨てるには勿体ない額なんですけれども。
    ただ人柱になったあとの達成感というのも気持ちの良いものです(´ー*`)(マテ。
    先日受け取ってきたので結末は本編追記にてご紹介します。
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