すでに40年近く前のカメラです。アルミ剥き出しのボディに、ダイヤル類が並んでいる上部が、何とも時代を物語っています。
Nikomat EL、ELWの後継となる、Nikon EL2です。外観はそれまでのNikomartとほとんど変わっておらず、ペンタ部のロゴのみ変更となっているようです。
このEL2から、レンズの絞り値をボディに伝える方式が、従来のカニ爪によるものから、切り欠きを使ったAi方式に進化しており、ニコン特有の"ガチャガチャ動作"をする必要が無くなっています。
また、F2 photomicの技術を流用したことで、露出計も大幅に進歩しているようです。
さて、露出計を搭載しているということは、当然電池を使っているわけですが、EL2の底を見てみても電池の蓋らしきものはありません。
これが、昔のカメラ好きの薀蓄話には必ず出てきたという、EL2の電池の搭載場所なんです。この場所を使うためにミラーアップ機能が付いているのでは、とまで言われています。
初めて、本格的に古いカメラを所有したわけですが、40年も前のカメラで、すでに絞り値とISO値からシャッター速度を示す機構が完成されており、且つ今でも動作しているというのは驚きです。すでにフィルムを装填しており、何枚か撮ってみたのですが、デジタルには無い面白さがあります。
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購入金額
3,300円
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購入日
2013年01月05日
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購入場所
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