なぜ敢えて主流から外れていた5インチモデルを新品で購入したのかといえば、当時は同じソフトで3.5インチ版と5インチ版とが出ていた場合、5インチの方だけ特価販売されていることが多かったためです。また、古い世代のゲームなどでは、そもそも5インチの入手は容易でも3.5インチの入手が難しいものがあったのです。
PC-9821Ap2/M2という本体は、ディスクドライブは5インチFDD×2台のみというフレームモデルだったのですが、格安で売られていた専用HDDケース(マウンターに専用基板が組み合わされたもの)は入手していましたので、間もなく340MBのHDDを詰めて、MS-DOS+Windows 3.1という組み合わせの本体としても使うようになりました。
HDD内蔵モデルとは違いウインドウアクセラレータ(ビデオカード)も用意されていなかったのですが、秋葉原の中古店で偶然格安品を見つけた、Canopus PowerWindow 928IILBも装備して、当時としてはそれなりの水準のWindows PCとして使えていたのです。
ただ、せっかくの5インチFDD搭載機という特長を活かそうと思いましたので、多機能ドライブベイ「ファイルスロット」用のCD-ROMは搭載せず、ここには純正の3.5インチFDDを装着して、メディアコンバート機という使い方もしていました。
それ以前に後継モデルのPC-9821Ap3/C8Wを入手していて、それと比較するとWindows 3.1の快適性はやはり劣っていました。ただ、MS-DOS資産を活用する分にはCPUのIntel 486DX2 66MHzは十分な性能を持っていましたし、総じて満足度が高かったPCです。
ウインドウアクセラレータ以外にも、MIDIインターフェース(Roland MPU-PC98II)なども使っていて、MS-DOS環境としてはある程度固まったものでした。実は現在でもすぐ使える状態が保たれている本体です。
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購入金額
49,800円
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購入日
1996年06月頃
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購入場所
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