HUMAN SOUL。第一期NANIWA EXPRESS
解散時にベーシストの清水興が活動していたバンド。スピード感溢れるゴージャスなR&Bで鮮烈なインディーズデビュー
を飾った直後に出された、彼らの源流が識れる黒い黒いクリスマスソング集。ゴスペル、セカンドライン、ソウル、ファンク...打ち込み全盛の時代に人力でのグルーヴを追求した彼らの作品の中でも、最も「Human」なアルバム。
「YOU DON’T HAVE TO BE A STAR」はおしどり夫婦Marilyn McCoo and Billy Davis Jr.の名曲(邦題「星空のふたり」)。元曲ではフルートのパートが口笛になっていて、Marilynのパートは当然?ファルセットのSILKY藤野でBillyの部分はJAYE公山なので、♪You don't have to be a star, baby, to be in my show♪-僕のショーでは君はスターでいなくていいんだ-という殺し文句は男二人が掛け合っているという...orz。でも心に響く歌。
「HAPPY Xmas(WAR IS OVER)」。John Lennonとオノ・ヨーコの作品(邦題「ハッピー・クリスマス (戦争は終った)」)。ベトナム戦争のさなか1971年のリリース。Johnとヨーコの反戦争の強烈なメッセージが込められたクリスマスソング。The Beatles以降のJohnの作品としては代表曲のひとつ。HUMAN SOULのメンバーの家族も加わったという大合唱に胸が熱くなる。♪War is over, if you want it/War is over, now♪-戦争を終わりにできる/もし君が望むなら/戦争を終わりにしよう、今すぐに-
「JOY TO THE WORLD」は邦題「もろびとこぞりて」。ボイスパーカッションやボイスベースを含むアカペラコーラスと手拍子だけで構成されるアカペラソング。でも普通で終わらないのは当然。特にJAYE公山のシャウトが思いっきり力はいっていてクロいw。こんなきょ~れつな「もろびとこぞりて」、他にないな。このアルバムは企画アルバムであることとインディーズ時代のものである事で、非常に希少価値が高く、その後10年以上経って再発されるまで幻の名盤扱いだったもの。2005年に再発されたときにはこのハートフルでソウルフルな作品を再び聴くことができるようになってファンは狂喜したもの。今はiTunes Storeにもラインアップされ、お気に入りのクリスマスソングをいつでもダウンロードできる、とはイイ時代になったね。いや、コレクターは当然インディーズ初出のGLAMOUR RECORDS盤をもっているンだけどw
今回は取りかかりが遅かったので、今年のこのシリーズは3枚でオシマイ。また来年をお楽しみに(ぇ..まだ続くのかよ(^^ゞ
恋人たちも、ママもパパも、そして独りの方にも、良いイヴでありますように!
【収録曲】
1. PRELUDE
2. THE CHRISTMAS SONG(CHESTNUTS ROASTING ON AN OPEN FIRE)
3. YOU DON’T HAVE TO BE A STAR
4. HAPPY Xmas(WAR IS OVER)
5. SILENT NIGHT
6. GOD BLESS THE CHILD
7. WHITE CHRISTMAS
8. JOY TO THE WORLD
9. THIS CHRISTMAS
該当アルバム iTunes プレビューページ
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購入金額
2,500円
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購入日
1992年頃
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購入場所
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