テキサス・インスツルメンツから発売されていた2回路入りオペアンプです。LME49990共々、現在は製造終了(obsolete)しております。
見通しは良いほう、でもカマボコ寄り
LME49990の両面実装と比べ、無補償でも見通しは良いように思います。但し、より高価な石(MUSESシリーズやLH0032等価回路ディスクリートなど)に比べると一歩譲るようです。スペクトル的には特に低域や高域が大きいということもない、というよりややカマボコになるようです。
過渡波形を見ても、まともなものが出ています。
過渡応答(A=1 Vin=200mVp-p f=100kHz Rfb=0 位相補償なし Rl=15Ω ガラエポユニバーサル基板)
電源電圧は据え置き向き
データシートによると電源電圧は±5~±17Vなので、ポータブル機器より据え置きに向いているようです。
今回は変換基板に実装済みのモジュールでしたが、1個のパッケージに2回路入っています。
それなり
LME49990と比べるとそれほどコストパフォーマンスが良いとは言えません。しかし、それはLME49990が異常だったのであってLME49880が取り立てて悪いということではありません。それなりといったところでしょう。
発熱がすごい石
LME49990やTHS4631と同様、発熱の凄まじい石です。24V駆動のcMoy回路で使用した場合、外気温26.2℃に対し、サーマルパッド(普段ならパッケージの表面温度を計測するのですが、私が入手した実装済みモジュールは裏面実装だったためサーマルパッドで計測しています)の温度が43.8℃程度まで上昇しました。
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購入金額
1,200円
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購入日
2016年12月頃
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購入場所
デジット
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