強いていえば、E-MU 0404 PCIとして単品で売られているものは、ブレイクアウトケーブルのアナログ入出力がRCAピンなのですが、Proteus Xのブレイクアウトケーブルはフォーン端子となっているという違いがある程度です。
DSPはE-MU E-DSPと呼ばれる専用品という触れ込みなのですが、実際のところはSoundBlaster Audigy2で採用されていたE-MU10K2からゲーム向けのエフェクトなどの付加機能を取り去ったものといわれています。
音質は基本的にSoundBlasterシリーズの傾向を引きずっているのですが、E-MU 0404PCIの方がフラットバランスに近づく印象があります。あいにくSoundBlaster Audigy2のPCI製品は使ったことがないため、同等製品での比較試聴は出来ていませんが。USB接続のSoundBlaster Audigy2 NXと比較すると、オーディオ的なバランスはずっと整っています。
SoundBlasterシリーズもLive!の頃は音楽を聴くような音質ではなかったのですが、Audigy2の世代となると質的に良いものではなくても、とりあえず音楽を聴くことが出来る水準にはなりつつありましたので、それをベースに作られたE-MU 0404 PCIも最低限のクオリティは確保できているということなのでしょう。
ただ、それでもオーディオ的に見る限りでは、オンキョーのSE-200PCI辺りの方が完成度は上です。あくまで最低限使えるようになったということであり、評価できるようなレベルには達していませんでした。
ボード単体では比較的安価でしたし、それを考慮に入れれば十分納得するべきレベルの製品であったことは間違いないでしょう。コストパフォーマンスも一定の水準には達しているといえます。
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購入金額
2,000円
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購入日
2008年06月頃
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購入場所
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