自宅用ストレージ・サーバのRAIDアレイ用に、三基購入したWD製のエントリーHDD。
速度はそこそこだが、省電力な上に低発熱。
そもそも、RAIDってのは「安価なHDDを複数利用して、高額な高耐久HDDの代用にする」ために開発された概念なので、しっかりした冷却環境さえ確保出来ていれば、エントリー・クラスのHDDでも、そこそこの冗長性は確保出来る。
・・・・まあ、三本全部をREDで揃えると結構な差額になっちゃうので、妥協した。
ただ、妥協した結果の購入とはいえ、本製品は「安かろう・悪かろう」ではない。
なにせ、回転数が低くて省電力だから、REDなどと同様に発熱が低め。
集中配備しても送風を確保し、熱だまりしないようにしてやれば、きちんと冷える。
これは、現在RAIDで運用中の本製品だが、クーラーさえ回せば30℃前後、クーラー無しの状態でも最高45℃を記録したに留まる。
また、この45℃にしても「HDDケージの冷却強化前に出た数値」で、現在はクーラー無しの昼間でも40℃に届いていない。
要するに、送風さえ確保してやれば、動作温度は室温+3℃程度に収める事が可能だ。
また、動作速度も結構安定している。
RAIDアレイでの運用しか試していないが、それでも本製品三本を含む我が家のRAID5(HDDx8)アレイは、シーケンシャル速度だけなら下手なSSDを軽々と凌駕する。
NASのようにドライブ冷却がどうしても限定される機器ならともかく、がっつり冷えるケースで冗長性確保して運用するなら、Greenでも十分な堅牢さを確保出来る。
これから数年、きっちり連続運用してみなければ実際のところは判らないが、少なくとも同様の環境で運用している、Seagete ST2000DL003 と比較して、本製品は3℃以上も発熱が低い。
この点だけでも、十分に「今までのドライブよか、絶対にマシ」と思わせてくれるので、妥協妥協と悪し様に言っちゃってるが、個人的には大満足なのである。
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購入金額
7,280円
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購入日
2015年08月01日
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購入場所
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