フリーソフトにして,一般的な視点に立って見た時には最強のメディアプレイヤーソフトだと思います。
必要な機能を備え,コンポーネントでの機能付加にも対応。現状,概ね考えうる再生用途で求められる機能は網羅しているのではないでしょうか。
サポート形式の豊富さなどもあり,ハイレゾ音源も何ら問題なく再生可能。さらには,昨今話題の DSD 再生や,ネイティブサポートした USB DAC 等の機器があれば,ASIO での DoP による DSD 出力も可能です。
☆必携コンポーネントさん
・Columns UI
標準 UI はカスタマイズ性が若干足りないので,入れておくといろいろ UI のカスタマイズができます。
私は,さほど凝ったことしてませんが(ぉ
・ASIO support
ASIO 対応機器への ASIO 出力を付加するコンポーネント。
対応機器で DSD 音源を DSD 出力する場合には必要不可欠。
元は DTM でレイテンシー削減などが目的で開発されたもののようですが,同時に Windows のサウンドミキサーをバイパスされることで音質低下を防ぐ効果もあります。さらには,データレベルでみればビットパーフェクト出力も可能に…。
・WASAPI output support
Windows Vista 以降で投入された,MS 版 ASIO のようなオーディオ出力インターフェース。
こちらも,機器側の対応状態にもよりますが原理的にはビットパーフェクト出力もできるはず。
ASIO 対応機器でなくても,MS 標準のオーディオドライバに則ったドライバの機器なら基本どのようなサウンドデバイスでも出力可能。さらには,MS 謹製の機構なので ASIO にない魅力としては幾らかでも安定性が勝る点があります。(音質面では ASIO の方が勝るようです。)
☆あるといいかも!?私が使用しているコンポーネントさんで特記すべきもの
・Channel spectrum panel
上掲,私の foobar2000 さんの下部にあるスペクトラムアナライザーを表示する UI コンポーネントさん。
foobar2000 公式サイトで配布されていませんが,foobar2000 component置き場 で現在も入手可能。
(ちなみに,AlbumArt 登録するの面倒というので,同サイトで配布されている Biography View さんも愛用中。)
・Super Audio CD Decoder
こちらも foobar2000 公式サイトでは未配布。
SourceForge.net で公開,配布されています。
- http://sourceforge.net/projects/sacddecoder/
設定画面から,以下のように PCM にデコードされたデータを DSD 出力することができます。
ただし,これは DSD 側のフォーマットによる制限かと思われますが,44.1kHz 系のサンプリングレート( 44.1 ,88.2 ,176.4 )でないと DSD 出力されません。
ですので,昨今はやりのハイレゾ音源で主流?かとも思われる 48kHz ,96kHz の場合には,DSD 出力しようと思うとリサンプリングが必要です。
幸い,私が最近導入した JAVS X-nano は 24bit 192kHz がサポートされていますので,foobar2000 のリサンプラーで 176.4kHz にアップサンプリングして DSD 出力する形に落ち着いています。
設定次第!
PC の環境にも依りますが,設定次第で高音質を追求できます。
例えば,コンポーネントで ASIO ,あるいは WASAPI 出力をすることで,Windows 環境で音質面のネックとなる Windows のサウンドミキサーをバイパス。機器構成とあわせて究極まで突き詰めれば,ビットパーフェクト出力も可能だと考えます。
私の使い方ですと,まずリサンプリングしちゃっていますし DSD 化して出力されますので,データレベルでは全然ビットパーフェクトじゃないんですけどね~(^_^;)
フリーとしては十二分
コンポーネントで ASIO や WASAPI 出力に対応できるなど,十二分と評価できるでしょう。
また,最近の話題ではなぜかアビーがオンキヨーと組んでハイレゾロゴ付きのオーディオ PC を販売開始しましたが,その「ADIVA」では foobar2000 のカスタマイズ版が搭載されているようです。
足りない機能は追加できる
先にも書いた ASIO や WASAPI 出力など以外でも,コンポーネントで様々な機能付加が可能です。
基本的に通常使用,あるいは必要とされるような機能は,コンポーネントで実現されているといえるでしょう。
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購入金額
0円
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購入日
2015年04月25日
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購入場所
インターネッツ!
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