実際にThunderboltデバイスを使うとなるとWindowsかMac OSかになってしまう。
しかも iSCSI Target に対応ってなると Windows Server 一択になってしまう。
LinuxでもThunderboltドライバーが出てくれればLinuxを迷わず使うのだけれど…。
今回、Thunderbolt経由でiSCSI Targetを構築しようかと試みてみました。
利用するものはこちらの製品です。
ひとまず、iSCSI Target の設定です。
記録媒体は事前にNTFSかReFSフォーマットしないと利用できないようです。
フォーマットされたHDD上に仮想ファイルを作成し、そのファイルをiSCSIディスクと見立てるようです。
早速、RAID 0 化したSSDを読み込ませましたが、RAIDボード側でエラー出力されて必ず失敗してしまいます。
恐らくThunderboltドライバがまだ成熟してないか、
単純にRAIDボードとSSDの相性が悪いためだと思われます。
とりあえず何回か試した結果、希に成功するときもあるようです。
HDDの場合は問題無く成功しました。
また、OS起動時にはThunderboltのディスクデバイスが認識出来ていないので
iSCSI設定が吹っ飛んでしまうようです。
iSCSI用に作成された仮想ファイルのインポートを行っても、正常にインポートすることも出来ないので
どーしようもない状態になってしまうようでした。
Thunderboltケーブルを一度抜いて挿し直すことで、ディスクデバイスが認識し始めます。
一応、参考値としてWindows 7 のiSCSIイニシエータで認識させたあと、CDMを行ってみました。
1Gbpsの有線LANを経由しているので、シーケンシャルではSSDの能力が発揮出来ていないようです。
あまりやりたくなかった方法ですが、仮想OS上で iSCSI Target を構築することにしました。
最終的にライセンスという問題が発生する選択肢しかないのは困るので
Hyper-Vは利用せず一度VMWare Workstationを試してみようと思いました。
仮想OS上で構築してみたものの…
散々な結果なので諦めてHyper-Vを試してみます。
Hyper-Vで仮想環境を作成する際に世代選択が求められます。
今回はLinuxを入れるので旧環境サポートの"世代 1"で良いかと思います。
とりあえずVMWare Workstationと同様な環境設定を行い、CDMを行ってみました。
どうせHyper-Vも同じような結果になるだろうと想定していたのですが、思っていたより高速なようです。
しかし…元のディスクドライブがせっかくのSSDなのに性能を発揮出来ていません。
Windows Server 2012としてiSCSI Target を利用したいが…
Thunderboltデバイス認識出来ていない状態でサービス起動すると構成情報が吹っ飛ぶというのは大問題です。
とはいえ、妥協してHyper-V環境を利用して稼働していくか…。
さて…どうしたものか。
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購入金額
0円
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購入日
2013年07月30日
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購入場所
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