Hans Dulfer。何度かご紹介している美人すぎるサキソフォニスト、Candy Dulfer
のパパ。かれは元々ジャズフィールド出身。母国オランダでは70歳を超える今も未だにパブのステージに立つ彼はそこではおとなしく?ジャズスタンダードを演奏することもあるみたい。またHans Dulfer名義ではそういった作品も残している。しかし元々ジャズというのはジャンルを超越した音楽。熱いサービス精神を持つ彼はもっとファンキィでダンサブルな音楽も演る。娘Candyとの共演
の前に日本での熱いステージをアルバムに残している。
Hansは日本ではこの数年前に車のCFで火がついたCandyの人気を露払いに?単なる“Dulfer”名義でダンサブルなインストアルバム“Big Boy”を出す。娘Candyの上を行くキャッチーな楽曲とそのおおらかなキャラクターで人気を博し、単独来日公演もされた。1998年の渋谷クワトロでのライヴを録ったのが本作。JBの“Papa's Got A Brand New Bag”をもじった題名のこのライヴ盤では、彼のサービス精神旺盛な、パワーで押しまくるダンスビートが聴ける。どの曲も....長ぇ!!ww「Big Boy」。出っぱなから大盛り上がり!イントロデュースのこの曲は吹きまくるDulfer(パパ)に劣らず出たがりの?メンバーによる紹介を兼ねたソロ回しがあるが..長いんですけどwみんな、ほぼ1コーラスソロやってるし。パパもメンバー紹介しながら「Who's next?」って...あらかじめ順番決まってないのかよ!ww。結果9分近い大作にw
「Streetfire」。ハイスピードダンスチューン。ベースギターとキーボードが奏でるリフに載せて、パパが吹きまくる。John Helderのラップがいいなぁ。あとこれもソロ回しがあるが、4分超におよぶベースのIzaak van Nielのソロはファンキィなインストチューンでは意外性のチョッパーレス。新鮮w。やり過ぎの11分超。
最後の「Streetbeats」も大作。12分弱。Candyを凌駕するハイパースピードファンキーダンスビート!!今度のソロ回しではIzaakもバリ、チョッパーだけど、ハードロックもかくや、というヘヴィディストーションで疾走するEgon Verhoevenのソロがスゴイ!あとJeroen van Itersonのオルガンソロ、 Boris van der Lekのアルトサックスソロも疾走感抜群!!!それを支えるドラムスのHans Eijkenaarは途中8分過ぎのタイミングで1分に達するなが~く伸ばした長音から「We can do it??」と自分たちを高揚させた後リズムインし、なんとメトロノーム記号240に達しようか!というウルトラハイパースピードで叩きまくる。スラッシュメタルばりw
でもなんと言っても一番ノッてるのはパパなんだけど♪
客を楽しませ、自分たちも楽しむ。芸人魂ここに極まれり、というアルバム。元気がもらえること、請け合い!!そうそう、自分の所持するのは「Mickey Mouth」のリミックスを含む日本盤CDだけど、試聴ファイルが長いmp3版につないでます。ぜひ(´・ω・`)のときに聴いてみて!
【収録曲】
<CD-1>
1. Big Boy
2. Dig!
3. Streetfire
4. Party Pooper
5. Grand Slam
6. Finger Poppin' Daddies
7. Madness
8. Hyperbeat!
9. Streetbeats
<CD-2>
1. Mickey Mouth (Football Mix)
「Streetfire(Live)」・・・本盤に含まれるのとは別バージョン
(サックスのベル(先端の朝顔部分)につけられたマイクでMCををとる勇姿?が見られますw)
ハンス・ダルファー日本公式サイト
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購入金額
2,548円
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購入日
1999年頃
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購入場所
リーダーさん
2012/09/15
cybercatさん
2012/09/15
元々の大衆音楽としてのJazzはこっちww