内容物に関してはCPUを除いてi3-3220と同じです。
流石に見飽きた薄型クーラーは使用せず、i7-3770K付属品で済ませます。
今回も消費電力に関する内容がメインとなります。
構成に関してはi3-3220のレビュー時と同じであり、CPUのみ入れ替えて使用しています。
一度ちゃんと構成を書いたほうがいいと思ったので、この際書くことにします。
CPU:レビュー品(頻繁に入れ替わっています)
クーラー:i7-3770K付属品
マザーボード:B75M(そろそろファイルサーバーとして運用したいので新しいマザーボードを探しています)
メモリ:AX3U1600GC4G9-2G(エラーを吐いたメモリは別の製品でした。訂正します)
SSD:SSDSC2MH120A2K5(大変役立っています)
HDD:WD6401AALS(現在は未使用)
DVD:SN-S083
BD:BT10N(BDの再生時には入れ替えて使用しています)
OS:Windows7 Ultimate SP1 64bit
パフォーマンスについて
CINEBENCH
CPU:2.8
動作クロックに合わせてスコアも下がっています。
OpenGL:10.37
同じ物なので誤差の範囲に過ぎませんでした。
ネットや動画再生等の軽作業では違いは出ませんでしたが、CPUの処理能力を要求される作業では違いが出るようです。
この点は後のエンコード作業で確かめてみます。
動画のエンコード
TMPGEnc Video Mastering Works 5(体験版)を使って1920*1080のMpeg2-TS(約55分)をそのままMP4AVCへエンコード(1Pass)しています。
ソースはPT2で録画した地デジ番組であり、i3-3220のレビューと同じファイル・設定でエンコードを行っています。
所要時間
x264:2時間56分46秒
Intel Media SDK Hardware:59分51秒
やはり動作クロックが低下しているのでその分差が出るようです。
Intel Media SDK Hardwareでも大きくないものの、差が出ていますね。
消費電力について
シャットダウン時:0.6~0.7W
他のCPUと違いは無く、この点はマザーボードに依存しています。
アイドリング時:21.4W
僅かの差に過ぎず、誤差の範囲ですね。
OCCT実行時:(43.5~)44.1W
約8W低下しており、T付のメリットが出ています。
Core電圧
アイドリング時:0.94v
OCCT実行時:0.97v
Core/CPU温度
室温:28.5℃
アイドリング
Core0:44℃
Core1:34℃
CPU:31℃
OCCT実行時
Core0:55℃
Core1:48℃
CPU:37.5℃
残念ながら特に目立った差は無い印象です。
まとめ
処理能力:動作クロック相応にパフォーマンスが低下している。
ハイビジョン動画のエンコードも十分可能だが、所要時間は長い。
GPUは軽作業用としては十分なパフォーマンスで、地デジの視聴やBDの再生も可能。
消費電力:アイドリング時は大きな差は見られず、高負荷時のみT付であるメリットが生かせる。
しかしながらi7-3770K/3770Tを比較した時ほどの差はなく、電源の選択に影響を与えるには及ばない。
温度:特に差は無く、無視されても仕方ない範疇。
コスト:同価格帯のため差は僅かで無視できる程度。
感想:コストパフォーマンスではi3-3220が上だと思われ、特にi3-3220Tを選ぶ価値を見出すことはできなかった。
個人的にi3-3220の方をお勧めします。
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購入金額
10,265円
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購入日
2012年09月26日
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購入場所
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