コレクターがか~な~り沼に沈んできた分野、ミニカー。
世間的に見れば「とうとう、腰くらいまではいきましたね。(^^)」ということになることを自覚しつつあるwミニカーコレクションからご紹介。
前回ご紹介した
とおなじパートワーク(週刊分冊百科)系の「ミニカーつき」本。こちらはまさに同一シリーズの巻数違い。RX-7は50巻目だったが、こっちは7巻目。しかしRX-7が1990年代の車で10年前まで売られていた現代の車、とするとこちらは1954年から1965年まで販売された準クラッシックカー。
アルファロメオ ジュリエッタ、というロマンチックな名前の車がこれ。この名はイタリアに舞台を置く「ロミオとジュリエット」にちなんでおり、アルファ「ロメオ」の「ジュリエッタ」ということ(ロミオとジュリエットのイタリア語読み)。アルファロメオという社名がまずそもそも複雑だし。アルファはαではなく、「A.L.F.A.」。「ロンバルダ自動車製造株式会社」の略で、これを後に資本援助したニコラ・ロメオの名を組み合わせてアルファロメオとなった。この会社は戦前は現在のフェラーリどころかその上をいく高級スポーツカーを作っていた。実際フェラーリはこのアルファロメオのドライバー、エンツォ・フェラーリ(Enzo Ferrari)が興した会社で、むしろアルファロメオの方が本家筋とも言える立場。
しかし、そんな名門も戦後高級スポーツカーのみの生産では会社は立ちゆかず、アルファロメオは大衆車生産に舵を切る。その最初のヒット作がこの初代ジュリエッタ。 当時は今では考えられないことだが、同じ車名を名乗りながら上に載せるボディが全然別デザインの別会社制作のものということがあった(いわゆるカロッツェリア(carrozzeria)=車体製造会社の存在)。この初代ジュリエッタも様々なボディが載っけられたが、
・Bertoneデザインの2ドアクーペ、スプリント(Sprint)
・社内デザインの4ドアセダン、ベルリーナ(Berlina)
・Pininfarinaデザインの2ドアオープン、スパイダー(Spider)
・高性能チューン車ZagatoデザインのSZ
等のボディがある。特に流線型のSZと角張ったベルリーナはとうてい同一車種とは思えないほどかけ離れているが、当時は車体とシャーシは別制作という手法が良く採られていたようだ。このミニカーはこのうち最も流麗でスタイリッシュなオープンカー、スパイダーを造形。Pininfarinaの流れるようなボディラインが美しい。ただフロントの金属モールを表現した部分は厚ぼったくキレがないが、スケール(1/43)と価格(定価1380円)を考えればこんなモンだろう。いや、そもそもこのミニカー、本の「オマケ」だし。その「本」の方は例によって初代ジュリエッタもろもろごった煮のうす~い資料と、A3サイズのファイル諸元表。どう見てもミニカーが「主」だな。これでパートワーク系ミニカーはオシマイだけど、
【乗ってた車】
【乗ってる車(つながり)】
でこれは??ww
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購入金額
990円
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購入日
2010年10月21日
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購入場所
Yahooオークション
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